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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-05-06 / 世界史 / 学内講座コード:310304

王とは何か ― 中世ヨーロッパの王の聖性と継承を考える

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月8日(水)~6月12日(水)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
17,496円
定員
24
その他
ビジター価格 20,120円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ヨーロッパ中世の権力構造の基本を理解する。
・王権と貴族の多面的な関係を理解する。
・ヨーロッパ中世に特徴的な王の権威の源泉を探る。

【講義概要】
ヨーロッパ中世は1000年に及ぶが王を頂点とする権力構造、封建王制が確立するのは中世中期、1200年前後である。この時点では、まだ王領地は狭く、中央・地方の統治体制は脆弱であった。このような権力的な脆弱性をカバーするためには人々の心に訴えかける権威の果たした役割が大きい。特に重要なのが王の聖性、神的性格であり、その聖性賦与において教会とキリスト教が重要な役割を果たした。また、王権の拡大・強化のためには王位継承の正当性も不可欠であった。その意味で中世後期(14・15世紀)に向けての即位儀礼の変化にも着目したい。DVD、史料を適宜使用する。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 5/ 8(水) ヨーロッパ中世の王制の特徴
第2回 2019/ 5/15(水) 王と貴族諸階層の関係
第3回 2019/ 5/22(水) 王の聖性と神性と瘰癧治癒
第4回 2019/ 5/29(水) 王位の正当性:選挙制と世襲制
第5回 2019/ 6/ 5(水) 女性による王位継承の可否
第6回 2019/ 6/12(水) 中世後期における絶対王制への展望

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『フランスの中世社会 ― 王と貴族たちの軌跡』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642056168)
参考図書
『ブルボン公とフランス国王』(晃洋書房)(ISBN:978-4771025073)
『〈帝国〉で読み解く中世ヨーロッパ』(ミネルヴァ書房)(ISBN:978-4623078004)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 渡辺 節夫
肩書き 青山学院大学名誉教授
プロフィール 1947年山梨県生まれ。50年にわたり中世の政治・経済・宗教をフランスを中心に総合的に研究。東京大学大学院修士課程(西洋史)修了後、専任教員として諸大学で教養教育と専門教育を担当。3回のフランス長期留学を経てパリ第一大学で博士号取得。主著は『フランス中世政治権力構造の研究』(東京大学出版会)。
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