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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-04-09 / 世界史 / 学内講座コード:310302

ローマ帝国史 パックス・ロマーナ、そして帝国の滅亡へ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月11日(木)~6月20日(木)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
24
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・巨大なローマ帝国がどのように統治され、維持されていたのか理解する。
・「パックス・ロマーナ」から西ローマ帝国滅亡までの変容とその理由を理解する。
・キリスト教の成立と迫害原因を理解する。

【講義概要】
「元首政」と形容されてきた帝政前期において推定6000万の帝国民に対し、意外にも官僚は300人に満たなかった。従って、実に「小さな政府」が巨大帝国を統治していたわけである。本講義は官僚の性質と都市の役割に着目して、この特殊ローマ的行政構造を解明してみる。ところが、「専制君主政」と形容される帝政後期には、一転して官僚が激増する。これはなぜかを考える。最後に、キリスト教とローマ帝国滅亡原因論にも触れてみることにする。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/11(木) カエサルからアウグストゥスへ ― 元首政の成立
第2回 2019/ 4/18(木) 皇帝の権限と即位パターン ― 王朝形成と死後裁判
第3回 2019/ 4/25(木) 等身大のローマ皇帝 ― 暴君ネロの生涯
第4回 2019/ 5/ 9(木) 巨大帝国の「小さな政府」― 300名弱の官僚たち
第5回 2019/ 5/16(木) 官僚の人材源と業務 ― 特殊ローマ的行政構造成立の秘密
第6回 2019/ 5/23(木) 都市の自治と恵与行為(エヴェルジェティズム) ― ポンペイの落書きが語る都市生活
第7回 2019/ 5/30(木) 「パックス・ロマーナ」から「3世紀の危機」へ ― 動揺する帝国
第8回 2019/ 6/ 6(木) 帝政後期のローマ帝国 ― 専制君主政と官僚制の肥大化
第9回 2019/ 6/13(木) キリスト教の成立と迫害 ― イエス処刑と迫害原因
第10回 2019/ 6/20(木) ゲルマン民族大移動とローマ帝国滅亡原因論 ― 中世ヨーロッパへの展望

備考

【ご受講に際して】
◆2018年度秋学期講座「古代ローマの歴史」の続編ですが、この講座を受けていなくても、問題なく理解できる講義内容です。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『古代ローマを知る事典』(東京堂出版)(ISBN:978-4490106480)
『ローマ皇帝歴代誌』(創元社)(ISBN:978-4422215112)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 新保 良明
肩書き 東京都市大学教授
プロフィール 1958年長野市生まれ。東北大学博士前期課程修了。博士(文学、東北大学)。専門分野は古代ローマ史。手頃な著書として『ローマ帝国愚帝物語』(新人物文庫)と『古代ローマ人のくらし図鑑』(宝島社)を、専門書として『古代ローマの帝国官僚と行政』(ミネルヴァ書房)を挙げておく。
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