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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-04-04 / 世界史:法務 / 学内講座コード:110306

古代メソポタミア史詳説 古バビロニア時代の「民営化社会」とハンムラビ王の統合支配体制

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月6日(土)~6月15日(土)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・古バビロニア時代のラルサ市から出土した「ハンムラビ王書簡」をメインの資料に据えて、当時の歴史を詳しく検証していきます。
・ハンムラビ王が目指した統一国家像と具体的な行政を振り返りながら、当時の社会の実情との相関性を考えていきます。

【講義概要】
昨年度の講座では、前18世紀に登場したバビロン王ハンムラビ(在位前1792~1750年)の外交と統一戦争の過程を検証してきました。本年度はその続編として、彼の内政にテーマを置き、統一戦争直後に南部シュメール地方占領地に派遣された行政官僚たちに対して王自身が指示を与えた行政書簡(ラルサ文書)や、各地の官僚や市民たちが残した記録類(ラガバ文書など)を読み解きながら、近年の研究によって明らかになってきたハンムラビの内政上の業績と社会政策の背景を、受講生の皆様と具体的に考察していきます。古代メソポタミア研究全般に関する一般的な概論から始めますので、古代メソポタミア史初心者の方も歓迎いたします。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/ 6(土) 1. 古代メソポタミア史概説・アッシリア学の研究法と基礎知識
第2回 2019/ 4/13(土) 2. 古バビロニア時代前期−イシン・ラルサ時代−の政治史概観
第3回 2019/ 4/20(土) 3. 古バビロニア時代前期−イシン・ラルサ時代−の社会経済史概観
第4回 2019/ 4/27(土) 4. ハンムラビの業績と統一戦争概観
第5回 2019/ 5/11(土) 5. 内政指針としての『ハンムラビ「法典」』
第6回 2019/ 5/18(土) 6. ラルサ文書と新占領地担当官僚団の派遣−ラルサ王書簡出土の背景−
第7回 2019/ 5/25(土) 7. 「ラルサ出土・ハンムラビ王書簡」から(1)−王領地の接収と再検地−
第8回 2019/ 6/ 1(土) 8. 「ラルサ出土・ハンムラビ王書簡」(2)−「イルクム制度」の導入−
第9回 2019/ 6/ 8(土) 9.「ラルサ出土・ハンムラビ王書簡」(3)−「商人長」と商人たち−
第10回 2019/ 6/15(土) 10.「ラルサ出土・ハンムラビ王書簡」(4)−旧ラルサ官吏たちの再雇用−

備考

【ご受講に際して】
◆2018年度秋講座「古代メソポタミア史入門」の内容に続きます。
◆古代メソポタミア史・古代エジプト史に関する高校世界史程度の通史を読んでおくとさらに理解が深まると考えます。
◆講義予定は講義の進行状況や受講生の理解度などの状況によって予告なく変更する場合があることをご了承ください。
◆楔形文字資料の邦訳はプリントして毎回配付予定です。
◆講義中に配付する資料(A4版)が多くなりますので、それを整理するためのファイル(100円ショップなどで購入可)を用意するとよろしいかと思います。
◆実際には1年を通じて1つのテーマを追う講座として年間計画を立てています。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『ハンムラビ王 法典の制定者(世界史リブレット人)』(山川出版社)(ISBN:978-4634350014)
『歴史学の現在 古代オリエント』(山川出版社)(ISBN:978-4634646001)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 川崎 康司
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 東京都出身、早稲田大学大学院修了。専攻分野は古代メソポタミア史。主な著訳書に『歴史学の現在-古代オリエント』(共訳 山川出版社)、『世界古代文明誌』(共著 原書房)、『古代オリエント事典』(共著 岩波書店)、『ヨーロッパの分化と統合』(共著 太陽出版)、『朝倉世界地理講座6 西アジア』など。
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