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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-01-15 / 世界史 / 学内講座コード:340302

アメリカ映画を読む 1970・80年代ハリウッド映画 ~〈トランプ化するアメリカ〉への助走と批判

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2019年1月17日(木)~2019年2月28日(木)
講座回数
7回
時間
10:30~12:00
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
20,412円
定員
24
その他
ビジター価格 23,473円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・アメリカ映画を素材に、映像・作品の意味を主体的に読み取り、作品と能動的にかかわる楽しみを味わう。
・アメリカ映画を通し、アメリカの社会・文化・歴史に触れる。

【講義概要】
1970年代のアメリカは、60年代カウンターカルチャーの余波とその反動としての保守回帰の萌芽が併存した時代でした。80年代になると、レーガンによる「強いアメリカ」を標榜する保守主義が台頭し、ソ連崩壊によって、資本主義一強の時代が到来します。その一方でアメリカ経済は衰退を続け、産業は空洞化していきます。それでも、アメリカ国民はレーガンの楽観的なレトリックに酔っていました。なにやらいまのアメリカと似ています。そうです、この時代は〈トランプのアメリカ〉に向けての助走の時代だったのです。
1970年代後半からハリウッドはハイコンセプトな映画(物語を数行で要約できる単純明快な映画)を量産します。『ジョーズ』に始まるブロックバスター映画はその典型です。しかし、そうしたトレンドのなかでも、いくつかの重要な作品は、保守回帰の時代風潮を反映しながらも、変質していく時代をみつめています。例えば、『ゴッドファーザー』三部作は父権の復活を象徴する作品でありながら、資本主義の過酷さを告発する作品でもあります。相反するベクトルを抱える緊張感がこの作品を見ごたえのあるものにしています。
こうした観点から、ニューシネマ以降の1970年代・80年代ハリウッド映画のいくつかを読み返し、そこに盛り込まれた時代に対する批判を読み解きたいと思います。
【今学期に取り上げる作品】
(1)フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』三部作(1972年、1974年、1990年)
(2)マーチン・スコセッシ『タクシー・ドライバー』(1976年)
(3)ジェームズ・ブルックス『愛と追憶の日々』(1983年)
(4)マイケル・チミノ『天国の門』(1980年)
(5)リドリー・スコット『ブレードランナー』(1982年)

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 寺地 五一
肩書き 東京経済大学元教員
プロフィール 1943年生まれ。東京外国語大学卒業後、同大学院修士課程修了。著書に『アメリカ一日一言』、訳書に『ノーム』、『去年を待ちながら』、『ウッドストック--1969年・夏の真実』、『マーシャン・インカ』、『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか--語り得ないものとの闘い』、雑誌連載「私たちはなぜ先住民族について考えなければいけないか」など。長年国際交流ボランティアを続ける。
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