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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-01-30 / 世界史 / 学内講座コード:340301

『風と共に去りぬ』から知るアメリカ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2019年2月 1日(金)~2019年3月 1日(金)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
24
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・アメリカの歴史的事件である南北戦争やアメリカの南部について学ぶ。
・今日のアメリカ社会の根底をなす、19世紀アメリカ社会の奴隷制度、人種問題について学ぶ。
・制約の大きかった19世紀の女性の生きかたを考える。

【講義概要】
「風と共に去りぬ」という大作を通してマーガレット・ミッチェルが語り伝えていることがらとその意味を紐解きます。時代背景は19世紀アメリカの南部が舞台ですが、ここで描かれる南北戦争は今日のアメリカ社会の「人種分離(レイシャル・ディヴァイド)」を理解するうえで重要なできごとです。
主人公スカーレットの16歳から28歳までの成長の物語は、また同時にアメリカ社会のさまざまな歴史的展開を含んだ時代であり、社会の諸相におよぶ複雑な問題が描き出され、あるいはヒントとして提示されています。
作者ミッチェルが物語の深層に埋め込んださまざまな思いを理解することは、現代アメリカを深く理解することにつながります。アメリカの抱える問題の根源を読み解きます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 2/ 1(金) 作品の時代背景である奴隷制度・リンカン大統領・南部連合について。アメリカ合衆国憲法で奴隷はどのように扱われていたか、また黒人奴隷マミーについて
第2回 2019/ 2/ 8(金) 登場人物の人種的背景について。フランス系アメリカ人、アイルランド系アメリカ人のアメリカ社会における存在とは
第3回 2019/ 2/15(金) 19世紀アメリカ社会におけるアイルランド表象
第4回 2019/ 2/22(金) ジョージア州とチェロキーの〈涙の道〉について
第5回 2019/ 3/ 1(金) 登場人物に見る女性の生きかた、20世紀前半の南部における作者ミッチェルの生きかた

備考

【ご受講に際して】
◆テキストは1巻と4巻をお持ちください。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『風と共に去りぬ(1)』(岩波文庫)(ISBN:978-4003234211)
『風と共に去りぬ(4)』(岩波文庫)(ISBN:978-4003234242)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 荒 このみ
肩書き 東京外国語大学名誉教授
プロフィール 1946年生まれ。お茶の水女子大学卒業、東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。アメリカ文学・文化専攻。著書『マルコムX』(岩波新書)、『歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー』(講談社)、訳書『風と共に去りぬ』全6巻(岩波文庫)など。文学作品の精読によるアメリカ社会を知る大切さを感じている。
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