大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
現代史の現場で懸命に生きる人々を見つめ、世界の姿を知る。

【講義概要】
世界の各地に、過酷な運命に向き合って生きる人々の姿があった。戦後冷戦の中で大国の思惑に振り回された人々、民族や宗教の対立に巻き込まれ、悲劇の現場に立ち尽くす家族たち、どうしようもない貧しさから抜け出そうと喘ぐ村人たち。豊かさの中に生きる私たちこそ直視しなければならない厳しい現実がそこにあった。TVドキュメンタリストとして訪れた現代史の現場を映像で振り返り、時代に翻弄され、激動を生き抜いた有名・無名の人々の生きざまを見つめていく。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/ 9(水) サイゴンの歌姫：ベトナム戦争の真実と悲劇
第2回 2019/ 1/16(水) 黄土の大地に生きる：中国改革開放の40年
第3回 2019/ 1/23(水) 不思議の国・北朝鮮：人民の本音、光と影を読む
第4回 2019/ 1/30(水) 母と息子の北アイルランド：紛争とテロの地を歩く
第5回 2019/ 2/13(水) 草原の国の民主化に立ち会って：モンゴル、ソ連の桎梏からの解放
第6回 2019/ 2/20(水) 彷徨える国・アフガニスタン：タリバンの傷跡をたどる

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	井上 隆史
肩書き	東京藝術大学特任教授、元NHKプロデューサー
プロフィール	NHKプロデューサーとして、文明・歴史・美術などのドキュメンタリーを制作。主な作品に「私は日本のスパイだった」「秘宝三十六歌仙の流転」「大モンゴル」「中国12億人の改革開放」「家族の肖像」「四大文明」「新シルクロード」などのシリーズ番組がある。現在、東京藝術大学特任教授。敦煌研究院特聘研究員。