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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-27 / 宗教・哲学:芸術・文化 / 学内講座コード:230502

デジタル時代の芸術思想 ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」を現代の視点で読み直す

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月29日(土)~10月27日(土)
講座回数
4回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
11,664円
定員
30
その他
ビジター価格 13,413円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ドイツの思想家であるヴァルター・ベンヤミンの論文「複製技術時代の芸術作品」の読解を通じて、現代における芸術作品のあり方や、それに対するわれわれの態度を考えていきます。
・芸術と社会、政治の関係にも注目したいと思います。

【講義概要】
ヴァルター・ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」という論文は、今から80年ほど前、1930年代に書かれたものです。この中でベンヤミンは、当時最新メディアであった「映画」がもたらした衝撃を踏まえ、それまでの「芸術作品」がもっていた、本物(オリジナル)と複製(コピー)の対立に依拠した「一回性」というアウラ(=オーラ)が、複製技術によって失われたという認識のもと、「複製技術時代」における「芸術作品」はどのようなものかを論じています。
現在、「複製技術」はさらに加速度的に進化し、スマートフォンを使って、写真や動画の撮影、加工、投稿、視聴等が、いつでもどこでも誰にでも容易にできるようになりました。その意味で、ベンヤミンが考えていた映画のあり方には、実はまだ残っていた一回性(実際に映画館に行かないと映画は見ることができない、フィルムは劣化する等々)が、完全に消滅し、「複製技術時代」の全面展開とでも言う状況にわれわれは生きていると考えることもできます。
こうしたデジタル時代に生きるわれわれにとって、芸術作品はどのようなものでありうるのか、またそれらを鑑賞するわれわれの「知覚」のあり方はどう変容しているのか、あるいは「オリジナル-コピー」といったあり方をどう考えるべきなのかについて、ベンヤミンの論稿を改めて読み直してみることで、考えてみたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 9/29(土) 芸術のオリジナル性
第2回 2018/10/ 6(土) 芸術史と映画
第3回 2018/10/20(土) 映画のあり方
第4回 2018/10/27(土) 芸術作品に対する態度と政治の美学化

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 野内 聡
肩書き 東京電機大学講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学。翻訳『破壊と拡散』(サミュエル・ウェーバー著、月曜社)。共訳『フランスの現象学』(ベルンハルト・ヴァルデンフェルス著、法政大学出版局)、『芸術の至高性』(クリストフ・メンケ著、御茶の水書房)。
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