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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-09-29 / 日本史 / 学内講座コード:130215

筆跡が語る日本史

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 1日(月)~12月10日(月)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
「字は人をあらわす」というように、文字には書き手の人柄や個性が映し出されるものだと考えられていますが、筆跡のもつ情報はそれだけにとどまりません。書き手の無意識のうちに付加された情報、意識的にこめられたメッセージ、そうした筆跡の「かたち」がもつ意味やその歴史性について考えます。

【講義概要】
前近代の人々の筆跡には、その人の生まれ育った環境や政治的立場などが反映されており、文字の美醜以外にも、様々な情報が含まれます。また、現代では殆ど意識されない書風や書体にまつわる慣習や決まりも色々ありました。そうした筆跡の情報から何が分かるのか、書かれた文字の「かたち」がもつ意味を、日本の政治社会史や文化史との関連から読み解いていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 1(月) 日本筆跡史のはじまり―奈良古代木簡の文字―
第2回 2018/10/15(月) 「文狂い」の時代の筆跡―院政期における典籍書写と書風―
第3回 2018/10/22(月) 筆跡研究の今昔―文書の真贋判定と筆跡論―
第4回 2018/10/29(月) 漢字の文書・仮名の文書―文字遣いの差が語るもの―
第5回 2018/11/ 5(月) 中世書跡の「和様」と「唐様」―筆跡の政治史―
第6回 2018/11/12(月) 弟の文字を兄が写す?―足利尊氏・直義兄弟の筆跡を読む―
第7回 2018/11/19(月) 筆跡はもう一つの“顔”―署名としての筆跡―
第8回 2018/11/26(月) 文字の書体と執筆姿勢―文書の様式と形態を筆跡から考える―
第9回 2018/12/ 3(月) 書風の時代性―古典籍の真贋判定を原本から学ぶ―
第10回 2018/12/10(月) 再発見された先祖の書風―筆跡史の中近世移行期―

備考

【ご受講に際して】
◆早稲田大学中央図書館所蔵の古典籍原本を用いた演習を予定しています。集合場所等は、別途、講義の中で詳細をご案内いたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 宮崎 肇
肩書き 東京大学史料編纂所特任研究員、早稲田大学講師
プロフィール 1972年千葉生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は、日本中世史、文字文化史。東京大学史料編纂所「電子くずし字字典データベース」の開発・高度化の研究に従事しているほか、早稲田大学で書道の授業を担当。
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