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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-10-01 / 日本史 / 学内講座コード:130203

日本の近世 18世紀半ばから幕末維新期まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(水)~12月 5日(水)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
50
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
江戸時代については、近年ではエコ社会、リサイクル社会、隣同士が仲良く暮らす社会、先祖から子孫へ家族を維持していく社会など、好感のイメージで語られることが多くなっていますが、きびしい支配や身分格差の社会として描くドラマ・小説も少なくありません。実際はどういう状態だったのか。時期を分けたりさまざまな問題を取り上げたりしながら、秋学期は近世後半の通史として広く理解できるように工夫したいと思います。

【講義概要】
近世の17世紀はいろいろ問題が出ますが、成長過程での問題です。18世紀後半以降の近世史は、民間社会の内部に矛盾をかかえ、元来の身分制を越える上下格差が生まれ、それが紛争を生みます。政治は幕藩とも財政危機と民政不取締まりの顕在化に対して改革に取り組みます。「幕藩体制」が変化するなかで「海防」課題も大きくなります。それらにも大小の画期があります。その変化を追ったり、立ち止まって深く観察したりしながら、幕末まで話を進めていきます。人々の行動や考え方を知るために、毎回、いくつかの「史料」を紹介します。日本の政治や社会の営みが、どういう国際的環境の影響を受けながら進んでいったのかということを見落とさないように、東アジアやヨーロッパとの関係にもできるだけ触れていくつもりです。また、その時々に現れる人物について、「家」としての盛衰もあわせてとりあげます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 3(水) 主従・親子・男女などの社会関係ごとにつくられていった身分制度
第2回 2018/10/10(水) 身分や地域をこえる和風の衣食住と暮らし
第3回 2018/10/17(水) 18世紀後半の社会活力を反映する田沼時代
第4回 2018/10/24(水) 諸藩で行われた18世紀後半の改革政治
第5回 2018/10/31(水) 民間社会で進んだ土地集積と階層の分化
第6回 2018/11/ 7(水) 武士の藩校と庶民の手習い、専門教育の郷学
第7回 2018/11/14(水) 寛政の幕政改革と「祖法」のイメージ
第8回 2018/11/21(水) 百姓一揆・打ちこわしと天保の大塩の乱
第9回 2018/11/28(水) 復興をめざす天保期以降の幕政・藩政の改革
第10回 2018/12/ 5(水) 幕末維新期の内憂外患と社会に広がる世直し願望

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『江戸時代(第12刷)』(岩波書店)(ISBN:978-4005003365)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 深谷 克己
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学文学部助手から教授まで歴任。専門は日本近世史。著書に『士農工商の世』(小学館)、『江戸時代』(岩波書店)、『江戸時代の身分願望』(吉川弘文館)、『田沼意次』(山川出版社)、『東アジア法文明圏の中の日本史』(岩波書店)、『民間社会の天と神仏』(敬文舎)。
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