大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・古代ローマ帝国とヨーロッパの歴史背景を学ぶ
・実態はドイツ王国なのに「神聖ローマ帝国」という華麗な国号となった経緯を学ぶ
・名前負けの歴史によるドイツのグロテスクなまでの分裂について学ぶ

【講義概要】
「神聖ローマ帝国」は現在のドイツ、オーストリア、チェコ等々を領有するに過ぎなかったにもかかわらずかつての世界帝国であった古代ローマ帝国の後継国家を自称し続けてきました。それがゆえに王権は求心力を失い、帝国は「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらない」とヴォルテールに揶揄される分裂国家となりました。本講座はこの帝国の歴史をたどります。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 7/23(月) イタリア政策と帝国教会政策
第2回 2018/ 7/30(月) 金印勅書
第3回 2018/ 8/ 6(月) ウエストファリア条約

【テキスト・参考図書】
参考図書
『神聖ローマ帝国』（講談社）（ISBN:9784061496736）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	菊池 良生
肩書き	明治大学教授
プロフィール	1948年生まれ。早稲田大学大学院博士課程に学ぶ。現在、明治大学教授。専攻はドイツ・オーストラリア文化史。著書に『戦うハプスブルク家』『神聖ローマ帝国』『検閲帝国ハプスブルク』『ドイツ300諸侯』など多数。