講座詳細情報
申し込み締切日:2018-02-12 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:140510
インド仏教のすすめ 業と転変
- 開催日
- 2月14日(水)~ 3月 7日(水)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 11,664円
- 定員
- 35
- その他
- ビジター価格 13,413円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
輪廻の根本的要因としての「業」と、輪廻の機序を表現するものとしての「転変」、密接に関連するこれら二つの概念が仏教教理学においてもつ重要性についての一定の理解を得ること
【講義概要】
サーンキヤと仏教という古典インドの二大思想において、人間をふくむすべての生きものの現実的な経験の可能性は業によって制約され、業を根本的な要因とする転変の過程が輪廻を作りだしていくという教理が展開されました。その転変という形式の捉えかたのうちに二つの基礎的な思惟様式の対立が浮かびあがります。おもにヴァスバンドゥ(世親)の諸著作によりながら両概念にかかわる諸教理の由来と内容を解説します。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 2/14(水) 業の概念の淵源: ウパニシャッドの輪廻観
第2回 2018/ 2/21(水) 業の熟成: 善因楽果、悪因苦果
第3回 2018/ 2/28(水) 業の実在性: 顕わにならない業
第4回 2018/ 3/ 7(水) 転変としての輪廻: 個体の流れの途絶と涅槃
輪廻の根本的要因としての「業」と、輪廻の機序を表現するものとしての「転変」、密接に関連するこれら二つの概念が仏教教理学においてもつ重要性についての一定の理解を得ること
【講義概要】
サーンキヤと仏教という古典インドの二大思想において、人間をふくむすべての生きものの現実的な経験の可能性は業によって制約され、業を根本的な要因とする転変の過程が輪廻を作りだしていくという教理が展開されました。その転変という形式の捉えかたのうちに二つの基礎的な思惟様式の対立が浮かびあがります。おもにヴァスバンドゥ(世親)の諸著作によりながら両概念にかかわる諸教理の由来と内容を解説します。
【各回の講義予定】
第1回 2018/ 2/14(水) 業の概念の淵源: ウパニシャッドの輪廻観
第2回 2018/ 2/21(水) 業の熟成: 善因楽果、悪因苦果
第3回 2018/ 2/28(水) 業の実在性: 顕わにならない業
第4回 2018/ 3/ 7(水) 転変としての輪廻: 個体の流れの途絶と涅槃
備考
【ご受講に際して】
◆解説に際してサンスクリットの術語が多数使用されますが、授業内容の理解に語学的な素養が必要となることはありません。個々のことばの意味の説明がすでに授業の重要な一部となります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆解説に際してサンスクリットの術語が多数使用されますが、授業内容の理解に語学的な素養が必要となることはありません。個々のことばの意味の説明がすでに授業の重要な一部となります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 齋藤 直樹 |
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肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 1962年東京都出身。早稲田大学大学院東洋哲学専攻博士課程満期退学。マールブルク大学外国語文献学領域にてPh.D.取得。著書『Das Kompendium der moralischen Vollkommenheiten』 、論文「ダルマの自性」「転変としての世界」「ナーガールジュナの馬」等がある。 |