講座詳細情報
申し込み締切日:2017-10-24 / その他教養 / 学内講座コード:330301
アメリカ映画を読む 旅するハリウッド
- 開催日
- 10月26日(木)~12月 7日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 17,496円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 20,120円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・アメリカ映画を素材に、映像・作品の意味を主体的に読み取り、作品と能動的にかかわる楽しみを味わう。
・アメリカ映画を通し、アメリカの社会・文化・歴史の一端に触れる。
【講義概要】
映画『シェルタリング・スカイ』の冒頭で、主人公の女性が旅行者(tourist)と旅人(traveler)の違いをこう語ります。旅行者(tourist)とは目的地に着いたとたんに家路につくことを考え始める人たちだが、旅人(traveler)とは出発点には戻って来ないかもしれない人たちだ。
旅人とは、観光客とは違い、それまでの自分を脱ぎ捨て、新たな異界を目指す人たちのことだと彼女は言っています。旅は物理的な移動によってもたらされる魂の目覚めです。人生は旅だとよく言われますが、むしろ旅こそが人生だと言うべきなのかもしれません。
かつてアメリカでは、東部から西部のフロンティアへの移動が新しい人生を約束しました。そのせいか、アメリカ人はいまでも人生のなかで10回以上も引っ越しを繰り返すと言われています。アメリカ人はにとりつかれた人々です。
従って、アメリカ映画が常に旅にとりつかれ、旅というテーマを探求するのは当然です。今回は、アメリカ映画を旅という観点から眺めてみたいと思います。アメリカ映画の旅人は旅の果てに何を発見するのでしょうか。アメリカ映画が描く旅にどんな特徴があるのでしょうか。ヨーロッパの作品と比較しながら考えたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2017/10/26(木) 映画『ネブラスカ』(2013年):小津を愛するアレキサンダー・ペイン
第2回 2017/11/ 2(木) 映画『パリ、テキサス』(1984年):ヴィム・ヴェンダーズとロード・ムービー
第3回 2017/11/ 9(木) 映画『俺たちに明日はない』(1967年):逃避行としての旅
第4回 2017/11/16(木) 映画『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007年):荒野を目指す
第5回 2017/11/30(木) 映画『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年):異文化のはざまで
第6回 2017/12/ 7(木) 映画『二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)』(1959年)、『リスボンに誘われて』(2013年):過去への旅
・アメリカ映画を素材に、映像・作品の意味を主体的に読み取り、作品と能動的にかかわる楽しみを味わう。
・アメリカ映画を通し、アメリカの社会・文化・歴史の一端に触れる。
【講義概要】
映画『シェルタリング・スカイ』の冒頭で、主人公の女性が旅行者(tourist)と旅人(traveler)の違いをこう語ります。旅行者(tourist)とは目的地に着いたとたんに家路につくことを考え始める人たちだが、旅人(traveler)とは出発点には戻って来ないかもしれない人たちだ。
旅人とは、観光客とは違い、それまでの自分を脱ぎ捨て、新たな異界を目指す人たちのことだと彼女は言っています。旅は物理的な移動によってもたらされる魂の目覚めです。人生は旅だとよく言われますが、むしろ旅こそが人生だと言うべきなのかもしれません。
かつてアメリカでは、東部から西部のフロンティアへの移動が新しい人生を約束しました。そのせいか、アメリカ人はいまでも人生のなかで10回以上も引っ越しを繰り返すと言われています。アメリカ人はにとりつかれた人々です。
従って、アメリカ映画が常に旅にとりつかれ、旅というテーマを探求するのは当然です。今回は、アメリカ映画を旅という観点から眺めてみたいと思います。アメリカ映画の旅人は旅の果てに何を発見するのでしょうか。アメリカ映画が描く旅にどんな特徴があるのでしょうか。ヨーロッパの作品と比較しながら考えたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2017/10/26(木) 映画『ネブラスカ』(2013年):小津を愛するアレキサンダー・ペイン
第2回 2017/11/ 2(木) 映画『パリ、テキサス』(1984年):ヴィム・ヴェンダーズとロード・ムービー
第3回 2017/11/ 9(木) 映画『俺たちに明日はない』(1967年):逃避行としての旅
第4回 2017/11/16(木) 映画『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007年):荒野を目指す
第5回 2017/11/30(木) 映画『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年):異文化のはざまで
第6回 2017/12/ 7(木) 映画『二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)』(1959年)、『リスボンに誘われて』(2013年):過去への旅
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 寺地 五一 |
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肩書き | 東京経済大学元教員 |
プロフィール | 1943年生まれ。東京外国語大学卒業後、同大学院修士課程修了。著書に『アメリカ一日一言』、訳書に『ノーム』、『去年を待ちながら』、『ウッドストック--1969年・夏の真実』、『マーシャン・インカ』、『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか--語り得ないものとの闘い』、雑誌連載「私たちはなぜ先住民族について考えなければいけないか」など。長年国際交流ボランティアを続ける。 |