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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-10-01 / 日本史 / 学内講座コード:330203

天智朝と東アジア ― 唐の支配から律令国家へ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(火)~10月17日(火)
講座回数
3回
時間
15:00~16:30
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
8,748円
定員
40
その他
ビジター価格 10,060円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・白村江敗戦後の天智の動きを再認識。
・朝鮮式山城などの建設をどのように考えるか。
・近江遷都・近江令の制定をどのように考えるか。

【講義概要】
7世紀の東アジアの変動を、これまでは『日本書紀』の記載通りに考察してきました。しかし、敗戦国日本が、自国中心的な政治や外交を展開することができたとは思えません。そのような視点で『日本書紀』を読み直すと、これまでとは全く違った日本古代史像が浮かび上がってきます。天智天皇は、白村江の敗戦を尻目に無策のまま、飛鳥に帰ったのでしょうか。なぜ突然、日本に朝鮮式山城が築かれたのでしょうか。近江遷都はなぜ実施されなければならなかったのでしょうか。唐は日本になにも要求しなかったのでしょうか。こうした疑問に正面から挑みたいと考えています。

【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 3(火) 九州の那津で即位した天智天皇は、敗戦処理のために九州にとどまり、唐の使節と外交を展開した。
第2回 2017/10/10(火) 百済遺民によって築かれた朝鮮式山城の施工主は大和朝廷ではなく、唐の占領軍であった。
第3回 2017/10/17(火) 唐は百済・高句麗で展開した驥尾政策を日本にも適用し、大和朝廷は本拠飛鳥を譲り渡さざるを得なかった。また唐の支配を行き渡らせるために、「近江令」が制定された。

備考

【ご受講に際して】
◆講義中は、携帯電話の電源はOFFにしてください。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『天智朝と東アジア ― 唐の支配から律令国家へ』(NHK出版)(ISBN:978-4140912355)
参考図書
『白村江の真実 新羅王・金春秋の策略』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642056915)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 中村 修也
肩書き 文教大学教授
プロフィール 1959年和歌山県生まれ。筑波大学大学院修了。博士(文学)。京都市歴史資料館勤務を経て、文教大学教育学部教授。専門分野は日本古代史と茶の湯文化史。著書に『天智朝と東アジア 唐の支配から律令国家』(NHK出版)、『利休切腹』(洋泉社)などがある。
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