大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・河合栄治郎に関する未公開の史料を読み解くことで、その実像に迫る。
・明治・大正期の知的エリートの思想や生活を明らかにする。
・近代日本におけるリベラリズムの原点について考察する。

【講義概要】
最近メディアで取り上げられる機会が増えた自由主義者・河合栄治郎(1891-1944)の青春時代(明治末期から大正期にかけて)を、未公開の日記や書簡等の史料を使って、分析していきます。その広範囲におよぶ人間関係や読書傾向を明らかにしながら、後年の自由主義者としての活躍の背景、さらに、明治・大正期における知的エリートの思想や生活を明らかにしていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 9/28(木) 今、なぜ河合栄治郎か
第2回 2017/10/ 5(木) 少年時代の苦悩と成功
第3回 2017/10/12(木) 理想主義者としての思想形成
第4回 2017/10/19(木) 大正期社会派官僚としての思想と行動
第5回 2017/10/26(木) 研究者・教育者としての出発

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	松井 慎一郎
肩書き	聖学院大学准教授
プロフィール	1967年群馬生まれ。同志社大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は、日本近現代思想史。著書に、『河合栄治郎』(中公新書)、『教養の思想』(共著、社会思想社)、『イギリス理想主義の展開と河合栄治郎』(共著、世界思想社)などがある。