大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
西欧クラシック音楽は18世紀後半のウィーン古典派時代にほぼ完成するのですが、作曲家、演奏家、オペラ歌手が輩出して全盛期を迎えるのは19世紀ロマン派の時代からです。黄金時代の幕開けを体感しましょう。

【講義概要】
メロディーとハーモニー、それにリズムという音楽の3大要素が出揃い、それが「形式」として確率したのは18世紀後半、「ウィーン古典派」といわれるハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンの時代です。しかし、貴族社会を背景とした整然たる形式美を誇ったクラシック音楽は、19世紀には喜怒哀楽を表現する作曲家の個人的感情の表現手段へと変質して参ります。そして拡大する愛好家の底辺の絢爛豪華な世界が展開します。

【各回の講義予定】
第1回 2016/11/12(土) 国際的ヴィオラ奏者・安達真理と名ピアニスト・横田千佳
が超絶の妙技を披露します。
第2回 2016/11/19(土) 東大美学科卒という異色のオペラ歌手・山崎陶子とイタリ
アで学んだピアニスト・廣瀬美鈴の共演です。

名前	中野 雄
肩書き	音楽プロデューサー
プロフィール	東京大学法学部卒業。元ケンウッド代表取締役。昭和音楽大学・津田塾大学講師を歴任。現在音楽プロデューサーとして内外で活躍。「ウィーン・モーツァルト協会賞」等を受賞。著書『丸山眞男 音楽の対話』、『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』、『モーツァルト 天才の秘密』、『小澤征爾 覇者の法則』(以上、文春新書)、『指揮者の役割』(新潮選書)等。