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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-27 / 世界史:芸術・文化 / 学内講座コード:330315

仏教美術の東漸~シルクロードから奈良へ~

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 4日(火)~12月 6日(火)
講座回数
10回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
日本美術の原点である奈良美術は、異文明である仏教文明の何を・どのように受容して展開したのか。仏教文明東漸の重要な中継地点である西域・クチャ地域における仏教美術と比較しながら見ていくことで、それぞれの地域の特質を理解します。

【講義概要】
古代インドで発祥した仏教文明は、東漸の過程で中国仏教文明として装いを新たにし、さらに朝鮮半島を経て日本へと伝えられました。仏教伝来史はすなわち異文明の受容史であるといえましょう。本講義はこのような視点から、それぞれ奈良美術と西域美術を専門とする二人の講師がリレー形式で行い、シルクロードから奈良にいたる仏教美術の変遷の諸相を探究します。今期は東大寺大仏以降の天平美術を学ぶとともに、その源流である唐前期の美術と、西域美術の交渉を見ていきます。インドと中国、二つの仏教文明圏の中心から地理的にも文化的にも隔たった二つの地域において、仏教文明はどのように浸透していったのでしょうか。具体的な造形作品に即してみていきます。
【主な講義内容】
・中原の唐代仏教美術
・大仏殿の造営経過
・法華堂の造営と仏像
・西域の唐代仏教美術
・乾漆像と塑像
・大仏以降の仏像
・新薬師寺の建立

講師陣

名前 大橋 一章
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 専門は仏教美術史、東洋・日本美術史。早稲田大学東アジア「仏教」文明研究所所長等を歴任。『寧楽美術の争点』、『日本の古寺美術〈4〉薬師寺』、『聖徳太子への鎮魂 ― 天寿国繍帳残照』、『奈良大和路』、『天寿国繍帳の研究』、『飛鳥の文明開化』、『図説 敦煌 ― 仏教美術の宝庫 莫高窟』、『法隆寺・薬師寺・東大寺 論争の歩み』等著書多数。
名前 森 美智代
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 早稲田大学第一文学部卒業後、北京大学考古文博院留学を経て、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専門分野は中央アジアと中国の仏教美術史。主な著作物に「亀茲石窟の「立仏の列像」と誓願図について」(『佛教藝術』340号、2015年)、「隋開皇四年銘天龍山石窟第八窟の意義」(新川登亀男編『仏教文明と世俗秩序:国家・社会・聖地の形成』勉誠出版、2015年)など。
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