大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・戦国武将は人気が高く、その行動や思想が教訓として用いられることがよくあります。
・しかし、一般に知られている戦国武将のエピソードは、江戸時代の軍記物や講談、果ては歴史小説で理想的に描かれた話がもとになっています。
・本講座では、できるかぎり戦国時代の史料にもとづいて、戦国武将の実像について考えてみたいと思います。

【講義概要】
講義ごとに、著名な戦国武将を取り上げ、信頼性の高い古文書・古記録をもとに政治動向や人物の実像を考えていきます。その際、よく知られるエピソードが、どのようにして生み出されていったのかも、あわせて検討したいと思います。回によっては、関連人物についても一緒に取り上げる場合があります。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 9/28(水) 太田道灌
第2回 2016/10/ 5(水) 朝倉孝景(英林)
第3回 2016/10/12(水) 伊勢宗瑞(北条早雲)
第4回 2016/10/19(水) 毛利元就
第5回 2016/10/26(水) 斎藤道三
第6回 2016/11/ 2(水) 今川義元
第7回 2016/11/ 9(水) 三好長慶
第8回 2016/11/16(水) 松永久秀
第9回 2016/11/30(水) 武田信玄
第10回 2016/12/ 7(水) 山本菅助(勘助)

名前	丸島 和洋
肩書き	慶應義塾大学講師
プロフィール	1977年生まれ。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。専門は日本中世史。大河ドラマ「真田丸」時代考証。主著に、『戦国大名の「外交」』(講談社選書メチエ)、『郡内小山田氏』(戎光祥出版)、『図説真田一族』(同)、『真田四代と信繁』(平凡社新書)、『戦国大名武田氏の家臣団』(教育評論社)がある。