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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-23 / 世界史 / 学内講座コード:130307

ルネサンス・イタリアの諸国家 ―教皇国家―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月30日(金)~12月 9日(金)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
40
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ルネサンス期のイタリアに成立した諸国家を概観し、その特性を考え、当時の多様な政治システムについて歴史的な理解を深めます。それはまた、今ある国家の姿を見つめ直す眼も養ってくれるはずです。

【講義概要】
15世紀から16世紀初頭のイタリアでは、各地でルネサンスの豊かな文化活動が展開されるとともに、ミラノ公国、ヴェネツィア共和国、フィレンツェ共和国、教皇国家、ナポリ王国の5大勢力が中小の政治権力と複雑に結びつき、対立と和を繰り返していました。共和政体と君主政体が併存し、しかも同じ共和政体あるいは君主政体であってもそれぞれの性格が著しく異なる、このような個性豊かで多様な国家が互いに密接な関係にあった地域は当時イタリア以外に見ることができません。近代外交が生まれた舞台ともいわれる、こうしたダイナミックな政治環境の中で、ルネサンスの偉大な芸術作品もマキァヴェッリの政治思想も誕生したのです。とはいえ、これらルネサンスの国家は近代国家と大きく相違しています。では、その実態はどのようなものだったのでしょうか。別々の歴史を歩んで成立した諸国家を一度に扱うのは難しいため、本講座はシリーズの形をとり、北から一定の地域ごとに主要な国家と周辺部をとりあげて、その特徴と互いの関係などを考察していきます。最終的にはルネサンスのイタリア政治システム全体を見渡すことになるでしょう。今学期は、イタリア半島の中部から北部に広がる教皇国家を考察します。まず最初に、ローマ教皇を君主とするその特異な成り立ちを概観した上で、様々な支配関係が錯綜したモザイク国家の実態を、ローマとラツィオ地方、ペルージアとウンブリア地方、ボローニャとロマーニャ地方、ウルビーノとマルケ地方に大別してみていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 9/30(金) イントロダクション
第2回 2016/10/ 7(金) 教皇国家の成り立ち
第3回 2016/10/14(金) ローマとラツィオ地方(1)
第4回 2016/10/21(金) ローマとラツィオ地方(2)
第5回 2016/10/28(金) ペルージアとウンブリア地方(1)
第6回 2016/11/11(金) ペルージアとウンブリア地方(2)
第7回 2016/11/18(金) ボローニャとロマーニャ地方(1)
第8回 2016/11/25(金) ボローニャとロマーニャ地方(2)
第9回 2016/12/ 2(金) ウルビーノとマルケ地方(1)
第10回 2016/12/ 9(金) ウルビーノとマルケ地方(2)、まとめ

備考

【ご受講に際して】
2015年度秋学期から開始された講座ですが、学期ごとに完結した内容ですので、今回はじめての方も問題なく受講いただけます。なお、これまでにとりあげた地域は、イタリア北西部(ミラノ公国、ジェノヴァ共和国と隣接諸地域)と北東部(ヴェネツィア共和国と隣接諸地域)です。

講師陣

名前 三森 のぞみ
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール イタリア中世史専攻。慶應義塾大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学に留学。共著として『イタリア都市社会史入門』(昭和堂)、訳書にキアーラ・フルゴーニ『アッシジのフランチェスコ ひとりの人間の生涯』(白水社)などがある。
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