講座詳細情報
申し込み締切日:2016-07-19 / 文学 / 学内講座コード:320107
世阿弥と近松 日本古典劇の美学
- 開催日
- 7月26日(火)~ 9月 6日(火)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,191円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 16,330円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・日本の古典演劇の特質を探る。
・世阿弥と近松門左衛門という日本が生んだ偉大な劇作家の個性を捉える。
・古典劇に映し出された日本人の死生観を捉える。
【講義概要】
世阿弥と近松門左衛門は日本が生んだ偉大な劇作家である。世阿弥は室町時代に死者がシテ(主人公)となる複式夢幻能という独特の形式の能を完成させ、近松は江戸時代の元禄期において歴史物と人情物の両方にわたって優れた浄瑠璃作品を生み出し、なかでも心中という帰結を迎える後者では古典悲劇の一つの典型を作り出した。本講座では複式夢幻能と心中物の浄瑠璃を中心として取り上げ、この二人の劇世界の本質とそこに映し出された日本人の死生観を捉えたい。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/26(火) 能の成立
第2回 2016/ 8/ 2(火) 夢幻能の世界 ―『井筒』を観る
第3回 2016/ 8/ 9(火) 世阿弥の美学 ―『風姿花伝』を中心として
第4回 2016/ 8/23(火) 人形浄瑠璃と歌舞伎
第5回 2016/ 8/30(火) 近松浄瑠璃の世界(1) ―『曽根崎心中』を観る
第6回 2016/ 9/ 6(火) 近松浄瑠璃の世界(2) ―『心中天網島』を観る
・日本の古典演劇の特質を探る。
・世阿弥と近松門左衛門という日本が生んだ偉大な劇作家の個性を捉える。
・古典劇に映し出された日本人の死生観を捉える。
【講義概要】
世阿弥と近松門左衛門は日本が生んだ偉大な劇作家である。世阿弥は室町時代に死者がシテ(主人公)となる複式夢幻能という独特の形式の能を完成させ、近松は江戸時代の元禄期において歴史物と人情物の両方にわたって優れた浄瑠璃作品を生み出し、なかでも心中という帰結を迎える後者では古典悲劇の一つの典型を作り出した。本講座では複式夢幻能と心中物の浄瑠璃を中心として取り上げ、この二人の劇世界の本質とそこに映し出された日本人の死生観を捉えたい。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/26(火) 能の成立
第2回 2016/ 8/ 2(火) 夢幻能の世界 ―『井筒』を観る
第3回 2016/ 8/ 9(火) 世阿弥の美学 ―『風姿花伝』を中心として
第4回 2016/ 8/23(火) 人形浄瑠璃と歌舞伎
第5回 2016/ 8/30(火) 近松浄瑠璃の世界(1) ―『曽根崎心中』を観る
第6回 2016/ 9/ 6(火) 近松浄瑠璃の世界(2) ―『心中天網島』を観る
講師陣
名前 | 柴田 勝二 |
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肩書き | 東京外国語大学教授 |
プロフィール | 1956年兵庫県生まれ。大阪大学大学院(芸術学)博士後期課程修了。博士(文学)。明治から平成に至る近代文学を中心として、日本文学を幅広く研究している。著書に『三島由紀夫 魅せられる精神』、『漱石のなかの〈帝国〉――「国民作家」と近代日本』、『中上健次と村上春樹』などがある。 |