大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・31歳までは無名であった空海は、三朝の国師恵果阿闍梨に出会い、真言宗の第八祖となった。その密教の思想とその生涯に参ずる。

【講義概要】
虚しく往きて実ちて帰った空海は、嵯峨天皇のブレーンとして平安仏教界のスーパースターとなる。綜芸種智院の学校を創設し、万濃池を作り、書や文章、マンダラ画、彫刻、建築などに才能を発揮した。この空海には、数多くの著作があるが、中でも十巻に編れた詩文集『性霊集』は、空海の幅ひろい交流と密教思想を表現している。この中から50の名言を選び解説します。空海の生き方から、現代に通じる智慧を学びます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/12(火) 物の興廃は必ず人に由る
第2回 2016/ 7/19(火) 虚しく往いて実ちて帰る
第3回 2016/ 7/26(火) 仏法はるかに非ず
第4回 2016/ 8/ 2(火) 医王の眼には途に触れてみな薬
第5回 2016/ 8/ 9(火) 五大に響あり
第6回 2016/ 8/23(火) 四恩の教え
第7回 2016/ 9/ 6(火) 虚空尽き 衆生尽き 涅槃尽きなば我が願いも尽きなん

名前	田中 成明
肩書き	国際マンダラ協会会長
プロフィール	1947年生まれ。宗立伝灯学院卒。1968年高幡不動尊金剛寺に出家得度。後京都大覚寺、奈良薬師寺で学ぶ。1970年から1975年までインドで修行。1978年渡米、ニューヨークに曼荼羅寺開設。1982年からEU10ヶ国に伝道し欧米の大学で仏教と書道の講座をもっている。著書『神通力』『密教の神髄』『虚空藏求聞持法』など多数。書家。