大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・古文書講座の中級編にあたるクラスで、古文書解読にある程度慣れてきて、さらに深く学びたい方を対象とします
・江戸時代の古文書をとりあげ、その講読(解字・読み下し・解釈)を通じて読解力の向上をはかります
・古文書の購読を通じて江戸時代への理解を深めていきます

【講義概要】
講座では、江戸町奉行所の文書を中心として、江戸の市政展開と町人の生活諸相の実態に迫ります。テキストの講読を通じて、まずは史料の適切な解読と解釈につとめ、当時の政治・経済・社会・文化等の時代背景を踏まえ、資料の深読みをしていくようにします。古文書独特の用字・用法・用例を説明しつつ、必要に応じて参考文献の提示も行います(テキストはコピーを配付します)。

【ご受講に際して】
◆古文書の初歩についての知識をもっている方を対象とします

名前	加藤 貴
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。東京都北区教育委員会文化財専門員などを経て、現在早稲田大学教育学部講師・東京都北区文化財保護審議会委員。専門は日本近世史・都市史。編著書に『東京都の歴史』(山川出版社、共著)、『大江戸歴史の風景』(同)、『江戸図屏風を読む』(東京堂出版、共編著)、『徳川制度(上・中・下)』(岩波文庫、校注)等。