講座詳細情報
申し込み締切日:2016-07-06 / 日本史 / 学内講座コード:120207
イギリスが薩長を支持し、それが明治維新につながった? いまだに信じられる虚説
- 開催日
- 7月13日(水)~ 8月 3日(水)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:30~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,386円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 16,546円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・イギリス(政府)が薩長を支持したという史実は虚説だと理解すること
・なぜ現在に至るまでそのような虚説が信じられるのか、その背景を理解すること
【講義概要】
明治維新は、薩摩藩が薩英戦争で、長州藩が下関戦争で敗北し、その後、イギリス政府が両藩の倒幕運動を支持した結果との虚説が未だに信じられています。両藩はイギリスに密航留学生を派遣し、イギリス政府や駐日公使館との接触し、軍需品や紡績機械を同国商人から購入しましたが、その事実をもってイギリス政府との関係を公言したのは、薩長関係者による虚偽・流言でした。イギリス政府に両藩との関係を保つ意志はなく、駐日公使館には限定的接触を厳命していました。この虚説を信じる人々の歴史認識を、正確な歴史叙述をもって解体してみようと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/13(水) 薩摩藩の政治運動と生麦事件・薩英戦争
第2回 2016/ 7/20(水) 薩摩藩の英国留学生派遣とその後
第3回 2016/ 7/27(水) 長州藩の政治運動と下関戦争
第4回 2016/ 8/ 3(水) 長州藩の英国留学生派遣とその後
・イギリス(政府)が薩長を支持したという史実は虚説だと理解すること
・なぜ現在に至るまでそのような虚説が信じられるのか、その背景を理解すること
【講義概要】
明治維新は、薩摩藩が薩英戦争で、長州藩が下関戦争で敗北し、その後、イギリス政府が両藩の倒幕運動を支持した結果との虚説が未だに信じられています。両藩はイギリスに密航留学生を派遣し、イギリス政府や駐日公使館との接触し、軍需品や紡績機械を同国商人から購入しましたが、その事実をもってイギリス政府との関係を公言したのは、薩長関係者による虚偽・流言でした。イギリス政府に両藩との関係を保つ意志はなく、駐日公使館には限定的接触を厳命していました。この虚説を信じる人々の歴史認識を、正確な歴史叙述をもって解体してみようと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/13(水) 薩摩藩の政治運動と生麦事件・薩英戦争
第2回 2016/ 7/20(水) 薩摩藩の英国留学生派遣とその後
第3回 2016/ 7/27(水) 長州藩の政治運動と下関戦争
第4回 2016/ 8/ 3(水) 長州藩の英国留学生派遣とその後
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『明治維新の国際舞台』(有志舎)(ISBN:978-4903426891)初版
参考図書
『明治維新の国際舞台』(有志舎)(ISBN:978-4903426891)初版
講師陣
名前 | 鵜飼 政志 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学・学習院大学・駒澤大学講師 |
プロフィール | 1966年生。博士(史学)。明治維新期の国際交流史が専門。早稲田大学大学院/学習院大学大学院修了。著書に『幕末維新期の外交と貿易』(校倉書房)・『歴史をよむ』(共編著、東京大学出版会)・『きのうの日本』(共編著、有志舎)、『明治維新の国際舞台』(有志舎)がある。 |