大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・シェイクスピアは実に深く人間を見つめています。舞台を観ても翻訳で読んでも心に響くものがありますが、作品の原文に触れてみると、その味わいは格別です。時代を超えて語りかけてくるシェイクスピアの世界を、原文と映像を通して楽しみたいと思います。

【講義概要】
今回は、四大悲劇のひとつである『マクベス』を取り上げます。400年以上も昔の作品ですが、極めて現代的なテーマを秘め、人間の欲望、愛、信頼、裏切りといった問題に深く切り込んだ読みごたえのある傑作です。数ある名場面の中からいくつかを選びとり、その臨場感あふれる台詞を、毎回、原文で数十行、丁寧に読んでいきます。舞台や映画などの映像も適宜鑑賞する予定です。はじめてシェイクスピアを読む方にもおすすめです。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 8/24(水) 魔女の予言(第1幕より)
第2回 2016/ 8/31(水) 王殺し(第2幕より)
第3回 2016/ 9/ 7(水) 亡霊の出現(第3幕より)
第4回 2016/ 9/14(水) マクベス夫妻の最期(第5幕より)

名前	森本 美樹
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	千葉県生まれ。フェリス女学院大学大学院博士課程修了。博士(文学、フェリス女学院大学)。専門分野は、16、17世紀イギリス演劇。著書に、『オセロー―愛の旋律と不協和音』(文芸社)、『西洋の3大インテリジェンスをのみこむ本』(共著 東京書籍)などがある。