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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-15 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:310316

楔形文字と象形文字 ヒッタイトの異なる二つの文字の世界

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月22日(金)~ 6月17日(金)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
18,922円
定員
30
その他
ビジター価格 21,773円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
紀元前2千年紀の古代アナトリア(小アジア)に栄えたヒッタイト王国では、楔形文字と象形文字という全く異なる二つの文字体系が併用されていました。その独特な文字文化は、三千年を超す長い古代オリエントの文字の歴史の中でも特別な位置を占めるものです。本講座では、この日本ではあまり知られていない古代アナトリアのヒッタイトの文字、その高度に抽象化された楔形文字と具象的な象形文字の織り成す多様な文字の世界、そして世界最古のインド・ヨーロッパ語、ヒッタイト語の世界を見ていきます。

【講義概要】
アナトリアが文字に書かれた記録を持つ歴史時代に入るのは紀元前2千年紀初頭、今からおおよそ4千年ほど前のことです。その後前17世紀後半ハットゥサを都とする有力な国家ヒッタイト王国が起こり、アナトリアの文字文化は新たな段階を迎えます。ヒッタイトはメソポタミアの楔形文字を取り入れ、自分たちの言語で記録を残すようになります。この言語が世界最古のインド・ヨーロッパ語と言われるヒッタイト語です。ハットゥサの王宮や神殿文書庫から出土した膨大な文書資料は年代記、条約、書簡、法典、宗教文書など実に多岐にわたり、アナトリアはまさにヒッタイトをもって初めて独自の文字文化を持ち得たと言ってよいでしょう。そしてこのヒッタイトの文字の世界をより一層豊かに、魅力的なものにしていったのが、前17世紀頃に登場するアナトリア固有の象形文字でした。
本講座では楔形文字とそれで書かれたヒッタイト語文書の世界、また印章、浮彫りの碑銘や石碑文に使われた独特な象形文字の世界を紐解いていきます。

講師陣

名前 吉田 大輔
肩書き アナトリア考古学研究所研究員
プロフィール 新潟生まれ。博士(Dr.Phil.、ミュンヘン大学)。専門分野は古代アナトリア学、特に紀元前2千年紀に栄えたヒッタイト王国の研究。著訳書に「古ヒッタイト語における名詞的所有格の機能」(独文)、「ヒッタイトの太陽神研究」(独文)、『ヒッタイト王国の発見』(山本書店、共訳)などがある。
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