検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-04 / 日本史:その他教養:文学 / 学内講座コード:110216

仮名古筆を読む、味わう

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月11日(月)~ 6月20日(月)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
近世前に書写された、和歌集や物語の写本を古筆といいます。写本は現代の仮名とは異なる変体仮名で記されています。この講座では和歌集の古典、『古今集』をメインのテキストに、和歌懐紙や様々な古筆も混ぜながら、変体仮名の読み方、古筆の鑑賞の仕方を学びます。

【講義概要】
平安~室町時代に書写された、和歌集や物語の仮名書きの写本を古筆といいます。この講座では、和歌集の古典、『古今集』をメインに、和歌懐紙や様々な古筆をテキストとして、変体仮名で書かれた和歌の読み方に慣れ、仮名古筆に記された和歌の内容に触れてゆきます。また、美術的な評価の高い王朝の古筆ばかりでなく、中世の古筆にも幅広く触れて、仮名古筆の時代による様式の変化を、和歌を詠む人々や歌壇史との関係で読み解きます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/11(月) リファレンス “仮名古筆とはどのようなものか”
メインテキスト早大図書館蔵『古今集』の紹介と復習
第2回 2016/ 4/18(月) 『古今集』、他を変体仮名で読む(これは毎時間必ず実施します)
古筆の様々な形態(完本、古筆切、手鑑、軸装)、鑑賞形態の変遷
第3回 2016/ 4/25(月) 和歌と仮名との関係―内容とかたちは関係があるか?―
第4回 2016/ 5/ 9(月) 平安の和歌と仮名 褻の場のうた・手習いと調度手本
第5回 2016/ 5/16(月) 平安末~鎌倉初期の和歌と仮名 平安末期の懐紙、歌の家の写本
第6回 2016/ 5/23(月) 鎌倉時代の和歌と仮名 鎌倉の仮名は平安の仮名とどう違うか?
第7回 2016/ 5/30(月) 南北朝・室町の和歌と仮名 鎌倉までと以降の仮名はどう違うか?
第8回 2016/ 6/ 6(月) 『古今集』という和歌集、和歌のレトリック
第9回 2016/ 6/13(月) 実物か複製品による、調査・鑑賞の実習
第10回 2016/ 6/20(月) もう一回実習あるいは、展覧会見学

備考

【ご受講に際して】
◆初めての方でも変体仮名で書いた和歌を読んだことがある(すらすら読めなくても構いません)方であれば十分理解できます。
◆来年度の展覧会予定は未公開のため、具体的には未定ですが、期間中に、1~2回展覧会見学か作品を所蔵する図書館等で、実作品に触れる機会を持ちたいと思います。
◆毎時間、変体仮名を読む練習をします。テキストは用意しますが、変体仮名を調べる字典が必要となります。簡易なコピーは用意しますが、ご自分のものをお持ちの方はご持参下さい(参考図書参照)。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『くずし字解読辞典』(東京堂出版)(ISBN:4-490-10331-X)
『和歌と仮名のかたち―中世古筆の内容と書様―』(笠間書院)(ISBN:978-4-305-70733-8)
『二玄社版 日本書道辞典』(二玄社)(ISBN:4-544-01226-0)

講師陣

名前 別府 節子
肩書き 出光美術館 学芸員
プロフィール 東京生まれ。博士(文学、早稲田大学)。現職の他、淑徳大学、早稲田大学で日本文学、書誌学の講師を務める。専門分野である和歌古筆を対象とした展覧会の企画・論考執筆のかたわら、中世の古筆資料の調査、発掘活動を続ける。著書に「時代を映す古筆切」(『古筆への誘い』三弥井書店 共著)、『和歌と仮名のかたち』(笠間書院)。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.