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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-06 / 宗教・哲学:世界史 / 学内講座コード:100512

インド仏教へのいざない 仏教の源流をもとめて

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月13日(水)~ 6月22日(水)
講座回数
20回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
45,144円
定員
40
その他
ビジター価格 54,432円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
仏教はインドで発祥し、基礎づけられ、そして体系化されました。その教理の展開において重要となったいくつかの基本的な事項の本来の意味を、原典での用例を吟味しながらよりよく理解することを目ざします。「四聖諦」「五取蘊」「縁起」等の内容を把握することで、仏教全般の思想的な方向性があきらかになるでしょう。

【講義概要】
仏教の思想の歴史をその誕生から時代を追ってたどっていきます。ウパニシャッドに見られる哲学的諸観念への一瞥を経たのち、仏教教理の流れを初期仏教、アビダルマ、中観、唯識という四つのおおまかな系統に区分し、それぞれの思想圏における中心的関心事のいくつかを取りあげ、それらが基本的にはいかなる意味をもつのかをかんがえていきます。できれば、仏教の倫理性を現代のわれわれがどのように受けいれるべきか、あるいはいかにして受けいれることができるか、ということも併せてかんがえてみたいとおもいます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/13(水) 再死から輪廻へ
第2回 2016/ 4/20(水) 火または光としてのアートマン
第3回 2016/ 4/27(水) はじめての説法
第4回 2016/ 5/11(水) 生きものの五つの構成要因(1)
第5回 2016/ 5/18(水) 生きものの五つの構成要因(2)
第6回 2016/ 5/25(水) 因果の連鎖としての輪廻
第7回 2016/ 6/ 1(水) ダルマ(法)とはなにか
第8回 2016/ 6/ 8(水) 世界の構成要素
第9回 2016/ 6/15(水) 煩悩の諸相
第10回 2016/ 6/22(水) 精神集中(禅)の階梯
第11回 2016/ 9/28(水) 智慧の至高性(般若波羅蜜)
第12回 2016/10/ 5(水) 菩薩の転成(廻向)
第13回 2016/10/12(水) 観念の増殖(戯論)
第14回 2016/10/19(水) 空性と縁起(1)
第15回 2016/10/26(水) 空性と縁起(2)
第16回 2016/11/ 2(水) 顕示としての世界(唯識)
第17回 2016/11/ 9(水) 識の転変(1)
第18回 2016/11/16(水) 識の転変(2)
第19回 2016/11/30(水) 三種の本質的様態(三性説)
第20回 2016/12/ 7(水) 潜勢的な識(阿羅耶識)

備考

【ご受講に際して】
◆思想の内容を解説するためにサンスクリットの単語を紹介しますが、サンスクリットについての事前の知識は必要ではなく、またサンスクリットの習熟を目ざすものでもありません。
◆なお、各回に予定されている主題はその回の授業だけに限定されるものではなく、全体の流れのなかのゆるい配分とお考えください。

講師陣

名前 齋藤 直樹
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 1962年東京都出身。早稲田大学第一文学部人文専修卒業後、同大学院文学研究科東洋哲学専攻博士課程単位取得満期退学。マールブルク・フィリップス大学外国語文献学専攻にてPh.D.取得。著書『Das Kompendium der moralischen Vollkommenheiten』 (Indica et Tibetica 38)、論文「ダルマの自性」「転変としての世界」「ナーガールジュナの馬」等がある。研究主題はインド仏教における概念的諸対立の解消の方法。
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