検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-04 / 宗教・哲学:日本史 / 学内講座コード:100511

日本文化特質と外来思想の受容

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月11日(月)~ 6月20日(月)
講座回数
20回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
45,144円
定員
50
その他
ビジター価格 54,432円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
日本文化の特質は、日本民族・中央地方全体で文化を発達させたこと、人間性を重視したこと等である。いま一つは、外来思想を過去において中国思想や仏教を(近代は西洋思想を)受容しながら、日本人は中国やインド文明に組み込まれることなく、日本独自の生活・思想・文化を創造して来たことであり、特に重視される。この点を時代ごとに具体的に講義する。

【講義概要】
マックス・ウエーバーが日本文化を儒教文明の一つと見たり、新渡戸稲造が武士道を儒教思想で解釈しているが、これらは大変な誤解である。事実は過去において、中国の文物を文化財として受け入れたり、儒教を知識教養とし重視したのみである。中国仏教も変容して、鎌倉時代には国民宗教となった。本講座では、外来思想の取捨の過程を考察しながら、日本人が独自の力で、民族全体で生活・思想・文化を発展させて来たことを論じる。これにより、日本文化の特質が理解されよう。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/11(月) ◆日本上代の歴史◆東洋文化―思想の概念が成立しない理由◆中国思想概説◆印度仏教概説―中国仏教
第2回 2016/ 4/18(月) ◆奈良時代の中国文物の受容◆記紀の成立とその思想 ・神とミコト ・記紀にみえる中国思想
第3回 2016/ 4/25(月) ◆奈良時代の仏教 ―南都7宗・東大寺・国分寺・戒律◆奈良時代の儒教
第4回 2016/ 5/ 9(月) ◆平安時代仏教 ―天台宗・真言宗・本地垂迹思想・本覚思想・修験道
第5回 2016/ 5/16(月) ◆平安時代の儒教、隠逸思想、神仙思想◆武士の思想◆西行の思想
第6回 2016/ 5/23(月) ◆末法思想◆輪廻思想、無常観―死生観◆浄土真宗
第7回 2016/ 5/30(月) ◆鎌倉仏教 ―浄土宗・禅宗・日蓮宗・時宗
第8回 2016/ 6/ 6(月) ◆鎌倉時代の武士道
第9回 2016/ 6/13(月) ◆神道の成立 ―神祇の宗教・神道五部書・儒教、仏教との交渉
第10回 2016/ 6/20(月) ◆神道思想 ―山王神道・両部神道・吉田神道・伊勢神道
第11回 2016/10/ 3(月) ◆キリシタンの思想
第12回 2016/10/10(月) ◆戦国時代―江戸時代の武士の思想◆封建制度
第13回 2016/10/17(月) ◆室町時代の文化 ―宋学、禅・寺院からの文化の流出・茶の湯・能
第14回 2016/10/24(月) ◆平民文化の成立
第15回 2016/10/31(月) ◆江戸時代の儒教 ―宋学・徂来学派
第16回 2016/11/ 7(月) ◆江戸時代の儒教 ―益軒と蕃山
第17回 2016/11/14(月) ◆国学の思想 ―賀茂真淵・本居宣長・国学神道
第18回 2016/11/21(月) ◆日本の皇室◆尊皇攘夷◆廃仏棄釈―神祇官
第19回 2016/11/28(月) ◆日本文化の特質
第20回 2016/12/ 5(月) ◆日本文化の特質

講師陣

名前 岡本 天晴
肩書き 防衛医科大学名誉教授
プロフィール 出身:東京都。出身校:早稲田大学大学院。専門分野:哲学、医学概論。主な著訳書等:『仏教と中国社会』『医療倫理Q&A』など。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.