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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-01-06 / 世界史 / 学内講座コード:340307

ヨーロッパ中世の王の聖性と教会 フランスを中心に

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月13日(水)~ 2月 3日(水)
講座回数
4回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
9,461円
定員
30
その他
ビジター価格 10,886円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ヨーロッパの中世は1000年間(500-1500年頃)に及ぶが、その最盛期に当たる13世紀にその後のヨーロッパの原像が出来あがった。中世社会の基本構造を踏まえ、王権の正当化の手法・理念を通してヨーロッパの国家形成の過程を理解することを目標とする。

【講義概要】
13世紀にヨーロッパの中世社会は最盛期を迎えるが、この時期は近代国家形成のスタート点として、また、古代ギリシア・ローマの文化伝統、ゲルマン的民族精神、キリスト教が融合してヨーロッパ文化の原像が出来あがったという意味で重要である。中世社会は基本的に貴族制社会であり、実力的には諸侯層の一員に過ぎない王権が、いかにして彼らを統合し、国家を形成することができたかが問題となる。その意味で王はいかにして超越的な権威を手に入れることができたかが重要であり、とりわけ王の聖性、神性を教会との関係で明らかにするのがこの講義の課題である。

【主な講義内容】
中世社会の基本構造:王権と貴族層 / 教会と世俗権力 /
王の権威・権力と聖性 / 聖別儀礼と神政政治(テオクラシー)

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/13(水) 中世社会の基本構造:王権と貴族層
第2回 2016/ 1/20(水) 教会と世俗権力
第3回 2016/ 1/27(水) 王の権威・権力と聖性
第4回 2016/ 2/ 3(水) 聖別儀礼と神政政治(テオクラシー)

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『フランスの中世社会 ― 王と貴族たちの軌跡』(吉川弘文館)(1,700円)(ISBN:978-4642056168)※各自書店でご購入ください。

講師陣

名前 渡辺 節夫
肩書き 青山学院大学名誉教授
プロフィール 1947年山梨県生まれ。フランスを中心に「ヨーロッパは一つ」という観点から西欧文明の原点を中世に探るという意味で、政治・経済・宗教を総合的に研究。東京大学大学院の修士課程修了以降、現在に至るまで、専任教員として大学で教養教育と専門双方を並行して担当。3回にわたるフランス留学を経てパリ第一大学で博士号取得。主著は『フランス中世政治権力構造の研究』(東京大学出版会)。
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