講座詳細情報
申し込み締切日:2016-01-01 / 健康・医療:その他教養 / 学内講座コード:140515
感染症入門 世界の脅威から、日常に至る医学・社会的重要性
- 開催日
- 1月 8日(金)~ 2月 5日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 11,826円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 13,608円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講義概要】
感染症と人類との歴史は長く、古代エジプトミイラから天然痘ウイルスや結核がみつかっています。 衛生状態や栄養状態の改善、ひいては化学療法の発見から、感染症は制圧されたかのように見えました。 ところが近年、HIV/AIDSやMERSなどといった新しい病原体が現れていること、また、かつて根絶された天然痘のような致死性の高い病原体が生物兵器の手段として注目され、WHO(世界保健機関)は、感染症を取り巻く環境を「緊急事態」と位置付けています。交通手段の変化から、ひとたび流行がおこれば、世界に飛び火し、世界経済や安全保障上も大きな混乱をもたらす可能性をはらんでいます。 世界的な脅威とともに私たちの身近でも感染症は大きな問題となっています。がんや糖尿病は免疫能を低下させ、感染症にかかりやすい状態になります。通常の抗菌剤には聞かないMRSAなどの耐性菌の出現は、高齢化社会に伴い、先進諸国だけでなく、途上国でも重要な問題となっています。 このように医学的、社会的な最重要課題でもある感染症を、様々な切り口からわかりやすく解説してゆきます。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/ 8(金) 感染症とワクチン
第2回 2016/ 1/15(金) 新しい感染症はどこから来るのか
第3回 2016/ 1/22(金) 2型糖尿病の経済的影響について
第4回 2016/ 1/29(金) 感染症と安全保障
第5回 2016/ 2/ 5(金) グローバルヘルスセキュリティと感染症
感染症と人類との歴史は長く、古代エジプトミイラから天然痘ウイルスや結核がみつかっています。 衛生状態や栄養状態の改善、ひいては化学療法の発見から、感染症は制圧されたかのように見えました。 ところが近年、HIV/AIDSやMERSなどといった新しい病原体が現れていること、また、かつて根絶された天然痘のような致死性の高い病原体が生物兵器の手段として注目され、WHO(世界保健機関)は、感染症を取り巻く環境を「緊急事態」と位置付けています。交通手段の変化から、ひとたび流行がおこれば、世界に飛び火し、世界経済や安全保障上も大きな混乱をもたらす可能性をはらんでいます。 世界的な脅威とともに私たちの身近でも感染症は大きな問題となっています。がんや糖尿病は免疫能を低下させ、感染症にかかりやすい状態になります。通常の抗菌剤には聞かないMRSAなどの耐性菌の出現は、高齢化社会に伴い、先進諸国だけでなく、途上国でも重要な問題となっています。 このように医学的、社会的な最重要課題でもある感染症を、様々な切り口からわかりやすく解説してゆきます。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/ 8(金) 感染症とワクチン
第2回 2016/ 1/15(金) 新しい感染症はどこから来るのか
第3回 2016/ 1/22(金) 2型糖尿病の経済的影響について
第4回 2016/ 1/29(金) 感染症と安全保障
第5回 2016/ 2/ 5(金) グローバルヘルスセキュリティと感染症
備考
【ご受講に際して】
◆(1/8薗部先生)インターネットで、「VPD」と検索すると、「NPO法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会」のホームページが検索されます。ここには講義内容の多くのことが出ているので、是非このホームページで、予習をしていただきたい。ページ内の接種スケジュール表をダウンロードして授業に持参してください。
◆(1/8薗部先生)インターネットで、「VPD」と検索すると、「NPO法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会」のホームページが検索されます。ここには講義内容の多くのことが出ているので、是非このホームページで、予習をしていただきたい。ページ内の接種スケジュール表をダウンロードして授業に持参してください。
講師陣
名前 | 木村 もりよ |
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肩書き | 医療法人財団 宗友会 医学研究所所長 |
プロフィール | 1965年生まれ。Johnes Hopkins University School of Public Health,Master of Public Health修了。専門分野は健康危機管理。主な著書に『厚生労働省崩壊(講談社)』などがある。 |
名前 | 薗部 友良 |
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肩書き | 育良クリニック小児科顧問 |
プロフィール | 元日本赤十字社医療センター小児科部長で、川崎病はじめ、オールランドに診療してきた。しかし、麻しんなどの多くの重いVPD(ワクチンで防げる病気)患者にも接してきたので、2009年より「VPDを知って、子どもを守ろう会」を有志ともに設立して、日本の未来である子どもたちのために活動している。 |
名前 | 矢野 義昭 |
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肩書き | 拓殖大学客員教授 |
プロフィール | 1950年大阪市生。京都大学工学部卒後、同文学部に学士入学。同卒後、陸上自衛隊幹部自衛官として勤務、第一師団副師団長兼練馬駐屯地司令等歴任、陸将補。博士(安全保障、拓殖大学)。専門分野は核抑止論、テロ問題、危機管理論。著書『イスラム国衝撃の近未来』(育鵬社)等。 |
名前 | 北村 義浩 |
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肩書き | 国際医療福祉大学教授 |
プロフィール | 1960年石川県生まれ。東京大学医学部医学科卒業後、同大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士取得。専門分野は、感染症学。著書に、『感染症と生体防御 (放送大学教材) 』(放送大学教育振興会)などがある。 |
名前 | 縄田 和満 |
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肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | 1957年生千葉産まれ。東京大学工学部卒業後、スタンフォード大学経済学部博士課程修了。Ph.D.(経済学・スタンフォード大学)。専門分野は、計量経済学・統計学・医療経済学。著著に「Excelによる統計入門」(朝倉書店)「理工系のための経済学・ファイナンス理論」(東洋経済新報社)などがある。 |