大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
本講座の目標は、(1)豊臣秀吉と天皇の関係を解明すること、(2)そのため特に関白任官の経緯を明らかにすること、(3)秀吉が「王」=天皇になるという噂を徹底分析すること、(4)歴史を楽しく学ぶこと、の4点です。

【講義概要】
豊臣秀吉は明智光秀・柴田勝家を滅ぼし、織田信雄・徳川家康を屈服させて、主君織田信長の地位を継承しました。その過程で、秀吉は天皇・朝廷とどのような関係を取り結んだのでしょうか。そして秀吉が史上初の武家関白を選ぶにはどのような時代背景があったのでしょうか? 秀吉が「王」=天皇になるという噂は一体、秀吉と天皇のどのような関係を映し出しているのでしょうか。本講座では、良質な史料に基づいて、一つ一つの疑問をみなさんと一緒に解き明かしていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/13(水) 「織田体制」解体と秀吉・天皇
第2回 2016/ 1/20(水) 関白任官の経緯と「徳川史観」
第3回 2016/ 1/27(水) 秀吉が「王」になる噂
第4回 2016/ 2/ 3(水) 聚楽第行幸と武家官位

【ご受講に際して】
◆授業で配付する資料(プリント)は、毎回持参してください。

名前	堀 新
肩書き	共立女子大学教授
プロフィール	1961年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は日本中世・近世史。著書に、『織豊期王権論』(校倉書房)、『統一政権から鎖国へ』(吉川弘文館)、『信長公記を読む』(吉川弘文館)などがある。