講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-23 / 世界史 / 学内講座コード:330307
入門ヨーロッパ中世史
- 開催日
- 9月30日(水)~12月 2日(水)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,652円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 27,216円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
ヨーロッパ中世は約1000年間(500年頃-1500年頃)に及ぶが、その最盛期は1200年頃である。世界史的に見て極めて特徴的な社会がこの頃確立すると考えられるが、中世後期(1300年頃-1500年頃)におけるその変容がヨーロッパ的近代にどのように繋がるのかを明らかにするのが課題である。
【講義概要】
地中海を中心としたギリシア・ローマ、その北側のゲルマンの両文化伝統の継承とキリスト教の融合により、中世において、今日“ヨーロッパ”と呼ばれるものの原像ができあがり、近代以降の目覚ましい発展の基礎が形成された。この講義ではまずヨーロッパ中世社会の基本構造をおさえた上で、フランス中世をモデルとして、教会・農村・都市に焦点を当て、貴族、聖職者、農民、都市民(商人・手工業者)の活動を通して、ヨーロッパ中世社会の特徴を明らかにする。そして14世紀の“封建制の危機”以降、中世社会がどのように変容したかを明らかにする。映像や史料も用いながら中世社会の特質と変容を具体的に理解することを目標とする。
【主な講義内容】
中世社会の階層構成と“三身分論”/ キリスト教の拡大と浸透 / 教会と聖職者 / 農業の発展 /
農村と農民 / 貨幣経済の進展と交易の発展 / 都市と都市民 / 第三身分の台頭 /
貴族層の衰退 / 王権の拡大と中央集権化
ヨーロッパ中世は約1000年間(500年頃-1500年頃)に及ぶが、その最盛期は1200年頃である。世界史的に見て極めて特徴的な社会がこの頃確立すると考えられるが、中世後期(1300年頃-1500年頃)におけるその変容がヨーロッパ的近代にどのように繋がるのかを明らかにするのが課題である。
【講義概要】
地中海を中心としたギリシア・ローマ、その北側のゲルマンの両文化伝統の継承とキリスト教の融合により、中世において、今日“ヨーロッパ”と呼ばれるものの原像ができあがり、近代以降の目覚ましい発展の基礎が形成された。この講義ではまずヨーロッパ中世社会の基本構造をおさえた上で、フランス中世をモデルとして、教会・農村・都市に焦点を当て、貴族、聖職者、農民、都市民(商人・手工業者)の活動を通して、ヨーロッパ中世社会の特徴を明らかにする。そして14世紀の“封建制の危機”以降、中世社会がどのように変容したかを明らかにする。映像や史料も用いながら中世社会の特質と変容を具体的に理解することを目標とする。
【主な講義内容】
中世社会の階層構成と“三身分論”/ キリスト教の拡大と浸透 / 教会と聖職者 / 農業の発展 /
農村と農民 / 貨幣経済の進展と交易の発展 / 都市と都市民 / 第三身分の台頭 /
貴族層の衰退 / 王権の拡大と中央集権化
講師陣
名前 | 渡辺 節夫 |
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肩書き | 青山学院大学名誉教授 |
プロフィール | 1947年山梨県生まれ。フランスを中心に「ヨーロッパは一つ」という観点から西欧文明の原点を中世に探るという意味で、政治・経済・宗教を総合的に研究。東京大学大学院の修士課程修了以降、現在に至るまで、専任教員として大学で教養教育と専門双方を並行して担当。3回にわたるフランス留学を経てパリ第一大学で博士号取得。主著は『フランス中世政治権力構造の研究』(東京大学出版会)。 |