大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
私たちは大都会の生活で、ほとんど夜空を見上げることはありません。本講座では星座物語の基本を紹介しながら、星空の見方について説明していきます。主要な星座を覚え、星空を楽しめるようになることが目標です。

【講義概要】
現在の星座は、どのようにしてできあがったのか。その起源は、どこまで遡ることができるのか。星の名前は、いつどのようにしてつけられたのか。季節の代表的な星座など、これから星空を見てみたいと思う方々への講座です。星座神話と主要星座の見方・楽しみ方について解説していきます。この講座を通して、古代オリエント地域からギリシア・ローマ世界、そしてイスラーム世界を通じて、現代の星座は形成されてきたことを学びましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2015/10/ 1(木) 古代オリエントの星物語1
第2回 2015/10/ 8(木) 古代オリエントの星物語2
第3回 2015/10/15(木) ヘレニズム時代の星物語
第4回 2015/10/22(木) 古代ギリシアの星物語
第5回 2015/10/29(木) イスラームの星物語

【ご受講に際して】
◆休講が生じた場合は、11月12日に補講を行います。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『わかってきた星座神話の起源:エジプト・ナイルの星座』（誠文堂新光社）（1，800円）（ISBN:978-4416210109）近藤二郎著・第1版
『わかってきた星座神話の起源:古代メソポタミアの星座』（誠文堂新光社）（1，800円）（ISBN:978-4416210246）近藤二郎著・第1版

名前	近藤 二郎
肩書き	早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長
プロフィール	アマチュア天文家として50年以上の観測歴があり、古代天文学史の研究を実施している。この研究成果や1972年10月のジャコビニ流星群のシベリアにおける観測等の成果を記念し2008年kondojiro(6144)の名を冠した小惑星が命名された。主要著書に『わかってきた星座神話の起源―エジプト・ナイルの星座』誠文堂新光社、2010年。『わかってきた星座神話の起源古代メソポタミアの星座』誠文堂新光社、2010年。『星の名前のはじまり―アラビアで生まれた星の名称と歴史』誠文堂新光社、2012年他。