大学公開講座のセカンドアカデミー

宝塚歌劇といえば華やかで、スターがいて、熱心なファンがいて…。きらびやかなイメージの一方、近づきがたさもあるかもしれません。この講座では、興味があってもなかなか知るきっかけのない宝塚歌劇について学びます。この講座では、宝塚歌劇を知るためのいくつかの視点をお話しします。まず第一回は、『ベルサイユのばら』はじめ多数の名作を生みだし続ける百年の歴史について学びます。第二回は『ベルサイユのばら』『エリザベート』『マジシャンの憂鬱』を例に、第三回は橋本一径氏をお迎えして花組公演『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』を例に、宝塚歌劇を作品から紐解きます。第四回は、宝塚歌劇の劇場と上演空間から宝塚歌劇の特色について学びます。

◆当講座に関連して、宝塚大劇場（宝塚市）観劇のトラベルスタディを計画しております。

名前	藤原 麻優子
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門分野はアメリカ演劇、ミュージカル。

名前	橋本 一径
肩書き	早稲田大学准教授
プロフィール	1974年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院准教授。専門は表象文化論。著書に『指紋論――心霊主義から生体認証まで』(青土社、2010年)、訳書にジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』(平凡社、2006年)などがある。