講座詳細情報
申し込み締切日:2015-10-02 / 文学:その他教養
島根 人と生き方 多彩な創造時代のさきがけ
- 開催日
- 10/03, 10/10, 10/17, 10/24, 10/31
- 講座回数
- 5
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,670円
- 定員
- 150
- その他
- 早稲田大学オープンカレッジ会員は、5400円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
江戸時代の松江の藩校は、6代藩主松平宗衍の、最も財政難の頃に創設されました。「百事は文学(学問)を以て基本」と説いたのは10代藩主安定で、この信念のもと若槻礼次郎(首相)、梅謙次郎(民法の父)、岸清一(国際オリンピック委員)たちは育ちました。津和野藩も石州半紙の収益を藩校に注ぎ、西周(思想家)、森鷗外(文学者)たちの学びの場は充実しました。
彼ら島根県出身者が近代日本のさきがけとなり、さらに彼らを仰ぎ見て育った郷党の子弟は、分野を広げて新しい創造者となります。その根本の考えと足跡を辿るこの講座は、島根県、早稲田大学国際言語文化研究所の協力を得て行います。
<各回講義予定>
(1)津和野の先哲たち―藩主亀井茲監(これみ)の教育改革、
西周(にしあまね)、森鷗外―
(2)花森安治「暮しの手帖」と島根・松江の生活哲学
(3)小泉八雲と妻節
(4)河合寛次郎と出雲の人たち
(5)藍木綿の筒描き―「用の美」を心がけた人々―
~江戸の暮らしと美意識にふれて~
彼ら島根県出身者が近代日本のさきがけとなり、さらに彼らを仰ぎ見て育った郷党の子弟は、分野を広げて新しい創造者となります。その根本の考えと足跡を辿るこの講座は、島根県、早稲田大学国際言語文化研究所の協力を得て行います。
<各回講義予定>
(1)津和野の先哲たち―藩主亀井茲監(これみ)の教育改革、
西周(にしあまね)、森鷗外―
(2)花森安治「暮しの手帖」と島根・松江の生活哲学
(3)小泉八雲と妻節
(4)河合寛次郎と出雲の人たち
(5)藍木綿の筒描き―「用の美」を心がけた人々―
~江戸の暮らしと美意識にふれて~
講師陣
名前 | 池田 雅之 |
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肩書き | 早稲田大学教授、同国際言語文化研究所所長 |
プロフィール | 三重県生まれ、東京育ち。早稲田大学文学部卒。編著に『古事記と小泉八雲』、『お伊勢参りと熊野詣』、『てらこや教育が日本を変える』他。翻訳に『新編 日本の面影』、『日本の怪談』、『キャッツ』、『文化の定義のための覚書』他。 |
名前 | 高橋 一清 |
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肩書き | 松江観光協会 観光文化プロデューサー |
プロフィール | 1944年島根県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、文藝春秋に入社。「別册文藝春秋」編集長、「文春文庫」部長、「文藝春秋臨時増刊」編集長を歴任。2005年より現職。著書に『あなたも作家になれる』(KKベストセラーズ)、『編集者魂』(青志社)、『作家魂に触れた』(同)など。 |
名前 | 山崎 一穎 |
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肩書き | 学校法人跡見学園理事長、森鴎外記念館(津和野)館長 |
プロフィール | 1938年長野県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・早大)。専門分野は、日本近代文学。跡見学園女子大学教授、同大学学長を経て理事長。著書に『森鷗外・国家と作家の狭間で』(新日本出版)、『森鷗外ゆかりの人々』(おうふう)などがある。 |
名前 | 諸山 正則 |
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肩書き | 東京国立近代美術館主任研究員 |
プロフィール | 1956年長崎生まれ。九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科生活環境専攻修了、東京国立近代美術館工芸課採用。文化庁文化財部伝統文化課文化財調査官を経て、同美術館へと転任し以降現職。調査研究と著述活動、館内外で多くの工芸・デザインの展覧会を企画開催している。専門は近代工芸史、造形論。 |
名前 | 下重 暁子 |
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肩書き | 作家 |
プロフィール | 1959年早稲田大学国語国文学科卒業。NHKアナウンサーを経た後文筆活動に入る。財団法人JKA(旧:日本自転車振興会)会長筆を歴任。日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長。主な著書に『この一句 108人の俳人たち』(大和書房)、『鋼の女―最後の瞽女・小林ハル―』(集英社)、『藍木綿の筒描き』(暮しの手帖社)他多数。 |