講座詳細情報
申し込み締切日:2015-07-03 / 日本史 / 学内講座コード:221105
江戸幕府武士社会の歩み方 旗本・御家人のお仕事・プライベート
- 開催日
- 7月10日(金)~ 9月 4日(金)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 16,556円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 19,051円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
夏講座では、旗本という存在そのものについて理解を深めることを目指します。政治支配の担い手という点でいえば近代官僚と旗本は共通しますが、近代官僚が個人として国家(政権)と社会的契約を結んでいるのに対し、旗本は家を単位に契約関係を形成している点に最大の特徴があります。しかも、その家は血縁家族のみで成り立っているのではなく、ひとつの組織であり経営体である点も相違します。そのような江戸時代の旗本の基本的性格にスポットライトをあてていきます。
【講義概要】
旗本が自分の屋敷でどのような勤めを果たし、日常生活を送っていたのか ― つまり「官吏」として以外の姿 ― について、衣食住など身近なテーマを糸口に見ていきます。知行取の旗本の場合、規模に差はあるものの数百~数千石程度の領主としての性格も併せ持っていました。旗本の多くが、実は小さな「殿様」だったといえます。講座では毎回、テーマについて考えるヒントとなる史料(活字史料)の解読を行う予定です。旗本の私生活を明らかにするのは難しく、史料も限定されてしまいますが、彼らの喜怒哀楽の世界を感じ取って行きましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 7/10(金) 21世紀東京に残る旗本の足跡
第2回 2015/ 7/17(金) 旗本の衣生活 ― 旗本の仕事服と日常着 ―
第3回 2015/ 7/24(金) 旗本の食生活 ― 旗本はグルメだったか? ―
第4回 2015/ 7/31(金) 旗本の住生活 ― 屋敷の空間構造 ―
第5回 2015/ 8/ 7(金) 旗本家の年中行事
第6回 2015/ 8/28(金) 旗本の領知=知行所運営の実態
第7回 2015/ 9/ 4(金) 旗本家臣のさまざま
夏講座では、旗本という存在そのものについて理解を深めることを目指します。政治支配の担い手という点でいえば近代官僚と旗本は共通しますが、近代官僚が個人として国家(政権)と社会的契約を結んでいるのに対し、旗本は家を単位に契約関係を形成している点に最大の特徴があります。しかも、その家は血縁家族のみで成り立っているのではなく、ひとつの組織であり経営体である点も相違します。そのような江戸時代の旗本の基本的性格にスポットライトをあてていきます。
【講義概要】
旗本が自分の屋敷でどのような勤めを果たし、日常生活を送っていたのか ― つまり「官吏」として以外の姿 ― について、衣食住など身近なテーマを糸口に見ていきます。知行取の旗本の場合、規模に差はあるものの数百~数千石程度の領主としての性格も併せ持っていました。旗本の多くが、実は小さな「殿様」だったといえます。講座では毎回、テーマについて考えるヒントとなる史料(活字史料)の解読を行う予定です。旗本の私生活を明らかにするのは難しく、史料も限定されてしまいますが、彼らの喜怒哀楽の世界を感じ取って行きましょう。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 7/10(金) 21世紀東京に残る旗本の足跡
第2回 2015/ 7/17(金) 旗本の衣生活 ― 旗本の仕事服と日常着 ―
第3回 2015/ 7/24(金) 旗本の食生活 ― 旗本はグルメだったか? ―
第4回 2015/ 7/31(金) 旗本の住生活 ― 屋敷の空間構造 ―
第5回 2015/ 8/ 7(金) 旗本家の年中行事
第6回 2015/ 8/28(金) 旗本の領知=知行所運営の実態
第7回 2015/ 9/ 4(金) 旗本家臣のさまざま
講師陣
名前 | 戸森 麻衣子 |
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肩書き | 日本近世史研究者、伊豆の国市韮山反射炉関連文書調査員 |
プロフィール | 1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻博士課程修了。専攻は日本近世史。幕府直轄領(天領)の支配のしくみや、幕府代官などについて研究をおこなっている。著作に、「北町奉行遠山の金さん」のお父さんの日記を翻刻した『長崎奉行遠山景晋日記』(共編、清文堂出版、2005年)などがある。 |