講座詳細情報
申し込み締切日:2015-07-02 / 文学 / 学内講座コード:120104
徒然草を読み直す 親と子の情景
- 開催日
- 7月 9日(木)~ 9月 3日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 19,025円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 21,876円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
『徒然草』について特定のテーマを設け、それに添って読みながら、そのテーマに関して作品全体に通底するものを追及する。今回は親と子の関係について作者兼好の独自な心のありようを探る。
【講義概要】
『徒然草』の作者兼好は三十歳前後で遁世したと思われるが、先立つ日々に於いて独身を通し、子というものを持った形跡がない。彼は子孫の無用を説く意見に賛同している(6段)が、その一方で、人は子を持って初めて「あはれ」に目覚めるという意見にも共感している(142段)。本書の特徴を形成する「矛盾」の一つとして言及される事であるが、他の諸段を視野に入れると兼好の真意がどのように見えて来るか、改めて読み直して確かめたい。
『徒然草』について特定のテーマを設け、それに添って読みながら、そのテーマに関して作品全体に通底するものを追及する。今回は親と子の関係について作者兼好の独自な心のありようを探る。
【講義概要】
『徒然草』の作者兼好は三十歳前後で遁世したと思われるが、先立つ日々に於いて独身を通し、子というものを持った形跡がない。彼は子孫の無用を説く意見に賛同している(6段)が、その一方で、人は子を持って初めて「あはれ」に目覚めるという意見にも共感している(142段)。本書の特徴を形成する「矛盾」の一つとして言及される事であるが、他の諸段を視野に入れると兼好の真意がどのように見えて来るか、改めて読み直して確かめたい。
備考
【テキスト・参考図書】
テキスト
『徒然草全訳注 一』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584280)
『徒然草全訳注 二』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584297)
『徒然草全訳注 三』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584303)
『徒然草全訳注 四』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584310)
テキスト
『徒然草全訳注 一』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584280)
『徒然草全訳注 二』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584297)
『徒然草全訳注 三』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584303)
『徒然草全訳注 四』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584310)
講師陣
名前 | 三木 紀人 |
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肩書き | お茶の水大学名誉教授、城西国際大学客員教授 |
プロフィール | 東京大学文学部、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。静岡女子大、成蹊大、お茶の水女子大などを経て城西国際大学教授。お茶の水女子大名誉教授。中世文学会、説話文学会など会員。日本中世文学専攻。NHKの古典關係番組に多く出演した。近著に『鴨長明(日本人のこころと言葉)』(創元社)などがある。 |