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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-04-02 / 日本史 / 学内講座コード:310208

日中戦争(1931年~1945年) 新たな視点から問い直す

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 9日(木)~ 6月18日(木)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
54
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
日中戦争(1931年~1945年)はなぜ発生し、なぜ15年間にもわたる長期戦争となり、アジア太平洋戦争へと拡大していったのか。海軍の動向にも注目しながら、中国戦場で何が戦われたのかを明らかにし、日中戦争の実相に迫る。

【講義概要】
最初に、大正デモクラシーがなぜ昭和デモクラシーへと発展することなく、結局は昭和ファシズムへの道を歩むことになったのか、陸軍、海軍の動向を中心に満州事変前史について考察する。ついで柳条湖事件(1931年9月18日)をきっかけに開始された満州事変が、盧溝橋事件(1937年7月7日)により日中全面戦争に拡大、さらに真珠湾攻撃(1941年12月8日)により第二次世界大戦の一環にまで発展、それが1945年8月15日の日本の降伏によって終わる日中戦争の全歴史について、陸軍だけでなく海軍の動向も明らかにしながら講義する。15年にわたる日中戦争において、中国戦場ではどのような戦闘がおこなわれたのか、中国民衆の視点からも明らかにする。歴史認識をめぐってなぜ日中間に摩擦が起きているのかについても考察したい。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/ 9(木) 満州事変前史 ― 張作霖爆殺事件と張学良
第2回 2015/ 4/16(木) 非劇のロンドン海軍軍縮会議 ― 加藤寛治と山本五十六
第3回 2015/ 4/23(木) 満州国と満州移民 ― 山口淑子と澤地久枝の生き方
第4回 2015/ 4/30(木) 盧溝橋事件と拡大派・不拡大派の対立  ― 石原莞爾と武藤章
第5回 2015/ 5/14(木) 大山事件と南京渡洋爆撃 ― 海軍による日中戦争全面化
第6回 2015/ 5/21(木) 南京事件とパナイ号事件 ― 日米戦争への序曲
第7回 2015/ 5/28(木) 華北における治安戦 ― 日中戦争の実相
第8回 2015/ 6/ 4(木) 海軍の海南島占領と陸軍のノモンハン事件  ― 北進から南進へ
第9回 2015/ 6/11(木) 重慶爆撃から真珠湾攻撃へ ― 零戦の登場による日米航空決戦へ
第10回 2015/ 6/18(木) 東京裁判で日中戦争はどのように裁かれたのか ― 日中歴史認識問題の原点

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『日中全面戦争と海軍―パナイ号事件の真相』(青木書店)(2,800円)(ISBN:978-4250970283)
『南京事件』(岩波新書)(800円)(ISBN:978-4004305309)
『日本軍の治安戦―日中戦争の実相』(岩波書店)(2,900円)(ISBN:978-4000283731)

講師陣

名前 笠原 十九司
肩書き 都留文科大学名誉教授
プロフィール 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、日中関係史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『南京難民区の百日』(岩波現代文庫)などがある。
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