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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-04-10 / 文学 / 学内講座コード:211126

藤沢周平の誕生 人は死ぬ「負のロマン」から、人は生き続けるシリーズものへ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月17日(金)~ 4月24日(金)
講座回数
2回
時間
10:00~12:00
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
6,178円
定員
40
その他
ビジター価格 7,106円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
藤沢周平が没してからすでに十八年。ほとんどの流行作家が没後に急速に人気を失うのに比し、藤沢周平は没後ますます声価が高まるとともに、息の長い時代小説ブームを先頭で引っぱりつづけています。また、新しくデビューする作家のほとんどが、藤沢周平の影響を受けています。今回は、藤沢周平自身のデビュー時に目を注ぎ、いかにして藤沢周平が誕生したかを、生活史と表現史両方から明らかにしたいと思います。

【講義概要】
藤沢周平は、歴史時代小説のほぼすべてのジャンルですぐれた作品を書きました。珠玉の短篇あり、心躍らせるエンターテインメントあり、歴史の無慈悲さをえがく重厚な物語あり、ユーモアたっぷりの市井ものあり……。そんな藤沢周平にも永く苦しい文学修業時代がありました。生活史上の度重なる不幸が、そのまま小説にそそぎこまれたとき、最初期の「負のロマン」時代がはじまります。いずれも短編小説で、そこにあふれるのは「人は死ぬ」「人は永く生きられぬ」という暗い思いでした。しかし、数年のちに書き出された多くのシリーズものには、一転して「人は生きる」「人は生きて人とつながる」という明るい確信が盛られています。「暗い負のロマン」から「明るいシリーズもの」へと藤沢周平の作品を辿ります。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/17(金) 「負のロマン」時代の作品を読む
『又蔵の火』(文春文庫)の「又蔵の火」「帰郷」を中心に
第2回 2015/ 4/24(金) シリーズものを読む
『用心棒日月抄』シリーズ、全四冊を中心に

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『藤沢周平の言葉』(角川SSC新書)(842円)(ISBN:9784827550726)

講師陣

名前 高橋 敏夫
肩書き 早稲田大学教授、文芸評論家
プロフィール 1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程満期退学。学生時代から文芸評論家として活躍し著書多数。『藤沢周平』(集英社新書)から始めた時代小説評論では、『周五郎流』(NHK新書)『藤沢周平の言葉』(角川SSC新書)『時代小説に会う』『時代小説が来る』『時代小説が行く』(原書房)等がある。
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