大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
私たちには日本語があるから今日があるのです。この日本語は私たちにとって空気と同様に大切なものです。しかし、この大切な日本語についての基本的な論理構成を学校で習っていません。したがって、書いたり、発表したりするときに選んだ単語が正しいか、日本文の流れが間違っていないのかも判断できないのです。この講座は、日本語の文章を構築する基本ルール、つまり論理構成を講義と演習により習得することを目的とします。自分で書いた文章が分かり易いか、分かり難いかが判断できるルールを指導します。ルールですから頭の良し悪しには関係がありません。知っているか知らないか、それだけのことです。恥ずかしくないレベルの論文、各種実用文、翻訳文などを書きたい方々や日本語の論理構成に興味をお持ちの方々の受講をお勧めします。

【講義概要】
第一日目の前半:日本語文章を書くとき、読むときの基本となる論理構成の基本。一日目後半から二日目:単語の選択法（一語一義）、文のまとめ方（一文一概念）、段落構成（一段落一話題）、文書の構成、効果的なタイトル、要旨、大切な定義法、句読法、手紙の慣習、レポート・論文の構成、曖昧な文章から生じるトラブル（PL法）の避け方、辞書の選択法など。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本語ロジカルドキュメント作成教本』（日本テクニカルコミュニケーション協会）（2，000円）※書店では販売しておりませんので、初回に事務所で販売いたします。
参考図書
『ビジネス文 完全マスター術』（角川 one テーマ21）（781円）

名前	篠田 義明
肩書き	早稲田大学名誉教授、東京電機大学客員教授
プロフィール	早稲田大学商学部、理工学部、教育学部大学院でビジネス・テクニカル・コミュニケーション、英語文章表現法を指導してきた。東京大学大学院講師、東京医科歯科大学講師を歴任。現在、東京電機大学客員教授。多くの企業で日本語の論理構成、Emailの英語、英語論文、ビジネス・テクニカル・ライティングを指導中。著書多数。