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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-03-31 / 文学 / 学内講座コード:110105

『竹取物語』を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 7日(火)~ 6月16日(火)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
現存最古の仮名による物語としての作品性格を考えると同時に、「富士の山」の地名起源・求婚を意味する「よばひ」の語源など、この作品に含まれる言葉遊びのおもしろさにも注目しながら読み味わうことを通して、子供向けの「おとぎ話」ではないこの作品の本質について考えたいと思います。

【講義概要】
竹の中から見いだされたかぐや姫が、多くの求婚者を退け、八月十五夜に月の世界へ帰って行く―よく知られた内容をもつ『竹取物語』ですが、仮名で書かれた最古の作り物語として大きな意味をもつ作品です。また、『源氏物語』など後代の物語に大きな影響を及ぼしました。小さ子説話・天人女房譚・貴種流離譚など古伝承の話型をとり込みながら、この作品が独自の世界を形成してゆく様相をたどってみたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/ 7(火) ○作品概説・文学史的位置づけなど
○冒頭部
第2回 2015/ 4/14(火) ○貴公子たちの求婚
第3回 2015/ 4/21(火) ○五つの難題
○石作の皇子(仏の御石の鉢)
第4回 2015/ 4/28(火) ○庫持の皇子(蓬莱の珠の枝)
第5回 2015/ 5/12(火) ○右大臣阿部御主人(火鼠の皮衣)
第6回 2015/ 5/19(火) ○大納言大伴御行(竜の首の珠)
第7回 2015/ 5/26(火) ○中納言石上麻呂足(燕の子安貝)
第8回 2015/ 6/ 2(火) ○帝の求婚
第9回 2015/ 6/ 9(火) ○天の羽衣
第10回 2015/ 6/16(火) ○まとめ
○後代の作品への影響など

備考

【ご受講に際して】
◆2011年度秋学期の同名講座と、ほぼ重なる内容です。
◆今年度(2015年度)秋学期には、同じ曜日・時間帯で、仮名で書かれた最初の日記作品として知られる『土佐日記』をとり上げる予定です。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『新版 竹取物語 (角川ソフィア文庫)』(角川書店)(640円)(ISBN:978-4043568017)

講師陣

名前 田畑 千恵子
肩書き エクステンションセンター講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(特に『枕草子』・日記文学)。早稲田大学文学部ほか複数の大学で、講師として学部生の指導を担当。主な論文は、「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集 四』有精堂)・「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。
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