講座詳細情報
申し込み締切日:2015-04-04 / 芸術・文化 / 学内講座コード:100434
都市と音楽の歴史―ミュンヘン、マンハイム、バイロイトにおける音楽活動
- 開催日
- 4月11日(土)~ 6月20日(土)
- 講座回数
- 20回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 45,144円
- 定員
- 40
- その他
- ビジター価格 54,432円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
バイエルン選帝侯国の首都ミュンヘン、そしてこの都市と密接な関わりを持つマンハイムの宮廷や教会、また劇場でどのような音楽活動が営まれていたかを具体的に見ていくことで、音楽史上、これらの地がどのような役割を果たしたかを理解する。またヴァーグナーがバイエルン領土内におけるバイロイトをなぜ自身の「楽劇」上演の理想の地としたのか、その理由についてもこの地の音楽史を見ることで探っていきたい。
【講義概要】
ヨーロッパの音楽の歴史をたどっていくと、音楽は社会のなかで様々な役割を果たし、単なる「芸術」ではなかったことがわかる。また政治体制や宗教、地理上の事情の違いによって、同じ時代であっても都市ごとに非常に異なる音楽活動が営まれていた。こうした視点で音楽の歴史を考察する本講座では、今年度、バイエルン選帝侯国(後にはバイエルン王国)の首都ミュンヘン、その地と深い関わりを持つマンハイム、そしてバイロイトを取り上げ、これらの都市で繰り広げられた音楽活動を、宮廷や教会、劇場、コンサート・ホール、音楽祭、音楽産業など、様々な角度から考察する。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/11(土) バイエルン音楽史概観
ミュンヘン、マンハイム、バイロイトを中心に
第2回 2015/ 4/18(土) 中世・ルネッサスのミュンヘン―オルランドゥス・ラッスス(1532-1594)の活動を中心に
第3回 2015/ 4/25(土) ルネサンス後期におけるミュンヘンの音楽活動―イタリア諸都市との関係から見えるもの
第4回 2015/ 5/16(土) 17~18世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(1)
バイエルン選帝侯マクシミリアン2世エマヌエル(在位1679-1726)の時代
第5回 2015/ 5/23(土) 17~18世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(2)
バイエルン選帝侯カール・アルブレヒト(在位1626-1745)の時代
第6回 2015/ 5/30(土) 17~18世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(3)オペラ活動を中心に
第7回 2015/ 6/ 6(土) 17~18世紀前半におけるバイロイトの音楽活動―リヒャルト・ヴァーグナー(1813-1883)はなぜバイロイトに魅せられたのか?
第8回 2015/ 6/13(土) 17~18世紀前半におけるマンハイムの音楽活動(1)ミュンヘン宮廷との関係
第9回 2015/ 6/20(土) 17~18世紀前半におけるマンハイムの音楽活動(2)「マンハイム楽派」誕生の背景
第10回 2015/ 9/26(土) 18世紀後半におけるミュンヘン(1)
バイエルン選帝侯マクシミリアン3世ヨーゼフ(在位1747-1777)時代の宮廷音楽とキュヴィリエ劇場誕生
第11回 2015/10/ 3(土) 18世紀後半におけるミュンヘンの音楽活動(2)モーツァルト《イドメネオ》(1781)から見えるもの
第12回 2015/10/10(土) 18世紀後半におけるミュンヘンの音楽活動(3)マンハイム宮廷との関係
第13回 2015/10/17(土) バイエルン州立歌劇場誕生(1818)の背景にあるもの
第14回 2015/10/24(土) 19世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(1)―コンサート活動
第15回 2015/10/31(土) 19世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(2)―オペラ活動
第16回 2015/11/14(土) バイエルン国王ルードヴィヒ2世(在位1864-1886)の時代―ヴァーグナーの活動から見えるもの(1)
第17回 2015/11/28(土) バイエルン国王ルードヴィヒ2世の時代―ヴァーグナーの活動から見えるもの(2)
第18回 2015/11/28(土) 19世紀末~20世紀初頭にかけてのミュンヘンの音楽活動(1)コンサート、オペラ活動
第19回 2015/12/ 5(土) 19世紀末~20世紀初頭にかけてのミュンヘンの音楽活動(2)リヒャルト・シュトラウス(1864-1948)とミュンヘン
第20回 2015/12/ 5(土) 20世紀ミュンヘンの音楽活動
バイエルン選帝侯国の首都ミュンヘン、そしてこの都市と密接な関わりを持つマンハイムの宮廷や教会、また劇場でどのような音楽活動が営まれていたかを具体的に見ていくことで、音楽史上、これらの地がどのような役割を果たしたかを理解する。またヴァーグナーがバイエルン領土内におけるバイロイトをなぜ自身の「楽劇」上演の理想の地としたのか、その理由についてもこの地の音楽史を見ることで探っていきたい。
【講義概要】
ヨーロッパの音楽の歴史をたどっていくと、音楽は社会のなかで様々な役割を果たし、単なる「芸術」ではなかったことがわかる。また政治体制や宗教、地理上の事情の違いによって、同じ時代であっても都市ごとに非常に異なる音楽活動が営まれていた。こうした視点で音楽の歴史を考察する本講座では、今年度、バイエルン選帝侯国(後にはバイエルン王国)の首都ミュンヘン、その地と深い関わりを持つマンハイム、そしてバイロイトを取り上げ、これらの都市で繰り広げられた音楽活動を、宮廷や教会、劇場、コンサート・ホール、音楽祭、音楽産業など、様々な角度から考察する。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/11(土) バイエルン音楽史概観
ミュンヘン、マンハイム、バイロイトを中心に
第2回 2015/ 4/18(土) 中世・ルネッサスのミュンヘン―オルランドゥス・ラッスス(1532-1594)の活動を中心に
第3回 2015/ 4/25(土) ルネサンス後期におけるミュンヘンの音楽活動―イタリア諸都市との関係から見えるもの
第4回 2015/ 5/16(土) 17~18世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(1)
バイエルン選帝侯マクシミリアン2世エマヌエル(在位1679-1726)の時代
第5回 2015/ 5/23(土) 17~18世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(2)
バイエルン選帝侯カール・アルブレヒト(在位1626-1745)の時代
第6回 2015/ 5/30(土) 17~18世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(3)オペラ活動を中心に
第7回 2015/ 6/ 6(土) 17~18世紀前半におけるバイロイトの音楽活動―リヒャルト・ヴァーグナー(1813-1883)はなぜバイロイトに魅せられたのか?
第8回 2015/ 6/13(土) 17~18世紀前半におけるマンハイムの音楽活動(1)ミュンヘン宮廷との関係
第9回 2015/ 6/20(土) 17~18世紀前半におけるマンハイムの音楽活動(2)「マンハイム楽派」誕生の背景
第10回 2015/ 9/26(土) 18世紀後半におけるミュンヘン(1)
バイエルン選帝侯マクシミリアン3世ヨーゼフ(在位1747-1777)時代の宮廷音楽とキュヴィリエ劇場誕生
第11回 2015/10/ 3(土) 18世紀後半におけるミュンヘンの音楽活動(2)モーツァルト《イドメネオ》(1781)から見えるもの
第12回 2015/10/10(土) 18世紀後半におけるミュンヘンの音楽活動(3)マンハイム宮廷との関係
第13回 2015/10/17(土) バイエルン州立歌劇場誕生(1818)の背景にあるもの
第14回 2015/10/24(土) 19世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(1)―コンサート活動
第15回 2015/10/31(土) 19世紀前半におけるミュンヘンの音楽活動(2)―オペラ活動
第16回 2015/11/14(土) バイエルン国王ルードヴィヒ2世(在位1864-1886)の時代―ヴァーグナーの活動から見えるもの(1)
第17回 2015/11/28(土) バイエルン国王ルードヴィヒ2世の時代―ヴァーグナーの活動から見えるもの(2)
第18回 2015/11/28(土) 19世紀末~20世紀初頭にかけてのミュンヘンの音楽活動(1)コンサート、オペラ活動
第19回 2015/12/ 5(土) 19世紀末~20世紀初頭にかけてのミュンヘンの音楽活動(2)リヒャルト・シュトラウス(1864-1948)とミュンヘン
第20回 2015/12/ 5(土) 20世紀ミュンヘンの音楽活動
講師陣
名前 | 米田 かおり |
---|---|
肩書き | 桐朋学園大学・武蔵野音楽大学講師 |
プロフィール | 埼玉生まれ。桐朋学園大学作曲理論学科(音楽学)卒業、同研究科修了。専門は西洋音楽史。著書、訳書に『ドレスデン 都市と音楽』(東京書籍 共著)、『花開く宮廷音楽―ルネサンス』(音楽之友社 共訳)、『音楽中辞典』(音楽之友社)などがある。他、コンサート・プログラム、CDライナー・ノートなど多数執筆。 |