講座詳細情報
申し込み締切日:2015-04-04 / 文学 / 学内講座コード:100109
『源氏物語』少女・玉鬘・初音・胡蝶・蛍巻を読む
- 開催日
- 4月11日(土)~ 6月20日(土)
- 講座回数
- 20回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 45,144円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 54,432円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
丹念にテキストを分析・解読することによって、表現の背後に隠された作者の考えを味わっていくと同時に、登場人物の心理の動きにも充分注意を払っていきたいと思います。
【講義概要】
光源氏と内大臣(かつての頭中将)の子供たちの動向に眼が向けられ、特に内大臣と夕顔との娘玉鬘が偶然光源氏の養女となるが、その玉鬘に光源氏が恋慕するというきわどい状況が発生すると同時に、玉鬘は貴公子たちの関心の的となります。また、蛍巻では光源氏の口を借りて物語論が述べられているが、それは紫式部の『源氏物語』創作の基層を垣間見せてくれていると考えられるので、そのあたりをじっくりと読み味わっていきたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/11(土) 少女巻
内大臣、夕霧と雲居雁との仲を察知。
第2回 2015/ 4/18(土) 少女巻
夕霧と雲居雁との隔離。
第3回 2015/ 4/25(土) 少女巻
五節の舞姫となった惟光の娘への夕霧の恋慕。
第4回 2015/ 5/ 9(土) 少女巻
冷泉帝の朱雀院への行幸。
第5回 2015/ 5/16(土) 少女巻
六条院の造営と完成。
第6回 2015/ 5/23(土) 玉鬘巻
玉鬘、筑紫に下向。
第7回 2015/ 5/30(土) 玉鬘巻
肥後の大夫監の玉鬘に対する強引な求婚。
第8回 2015/ 6/ 6(土) 玉鬘巻
玉鬘、筑紫から都に脱出。
第9回 2015/ 6/13(土) 玉鬘巻
玉鬘、長谷寺に参詣し、夕顔のかつての侍女右近に再会。
第10回 2015/ 6/20(土) 玉鬘巻
右近、光源氏に玉鬘との邂逅を報告。
第11回 2015/ 9/26(土) 玉鬘巻
玉鬘の六条院移居。
第12回 2015/10/ 3(土) 玉鬘巻
光源氏の女方への衣配り。
第13回 2015/10/10(土) 初音巻
新春の六条院の様子。
第14回 2015/10/17(土) 初音巻
光源氏の二条東院(未摘花と空蝉)への訪問。
第15回 2015/10/24(土) 胡蝶巻
紫上、秋好中宮との春秋争いに勝利。
第16回 2015/10/31(土) 胡蝶巻
光源氏、貴公子たちの玉鬘あての恋文の評定。
第17回 2015/11/14(土) 胡蝶巻
光源氏の玉鬘に対する恋の告白。
第18回 2015/11/21(土) 蛍巻
光源氏の蛍の光による兵部卿宮に対する玉鬘盗視のサービィス。
第19回 2015/11/28(土) 蛍巻
光源氏の玉鬘への恋の苦悩。
第20回 2015/12/ 5(土) 蛍巻
光源氏の物語論。
丹念にテキストを分析・解読することによって、表現の背後に隠された作者の考えを味わっていくと同時に、登場人物の心理の動きにも充分注意を払っていきたいと思います。
【講義概要】
光源氏と内大臣(かつての頭中将)の子供たちの動向に眼が向けられ、特に内大臣と夕顔との娘玉鬘が偶然光源氏の養女となるが、その玉鬘に光源氏が恋慕するというきわどい状況が発生すると同時に、玉鬘は貴公子たちの関心の的となります。また、蛍巻では光源氏の口を借りて物語論が述べられているが、それは紫式部の『源氏物語』創作の基層を垣間見せてくれていると考えられるので、そのあたりをじっくりと読み味わっていきたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/11(土) 少女巻
内大臣、夕霧と雲居雁との仲を察知。
第2回 2015/ 4/18(土) 少女巻
夕霧と雲居雁との隔離。
第3回 2015/ 4/25(土) 少女巻
五節の舞姫となった惟光の娘への夕霧の恋慕。
第4回 2015/ 5/ 9(土) 少女巻
冷泉帝の朱雀院への行幸。
第5回 2015/ 5/16(土) 少女巻
六条院の造営と完成。
第6回 2015/ 5/23(土) 玉鬘巻
玉鬘、筑紫に下向。
第7回 2015/ 5/30(土) 玉鬘巻
肥後の大夫監の玉鬘に対する強引な求婚。
第8回 2015/ 6/ 6(土) 玉鬘巻
玉鬘、筑紫から都に脱出。
第9回 2015/ 6/13(土) 玉鬘巻
玉鬘、長谷寺に参詣し、夕顔のかつての侍女右近に再会。
第10回 2015/ 6/20(土) 玉鬘巻
右近、光源氏に玉鬘との邂逅を報告。
第11回 2015/ 9/26(土) 玉鬘巻
玉鬘の六条院移居。
第12回 2015/10/ 3(土) 玉鬘巻
光源氏の女方への衣配り。
第13回 2015/10/10(土) 初音巻
新春の六条院の様子。
第14回 2015/10/17(土) 初音巻
光源氏の二条東院(未摘花と空蝉)への訪問。
第15回 2015/10/24(土) 胡蝶巻
紫上、秋好中宮との春秋争いに勝利。
第16回 2015/10/31(土) 胡蝶巻
光源氏、貴公子たちの玉鬘あての恋文の評定。
第17回 2015/11/14(土) 胡蝶巻
光源氏の玉鬘に対する恋の告白。
第18回 2015/11/21(土) 蛍巻
光源氏の蛍の光による兵部卿宮に対する玉鬘盗視のサービィス。
第19回 2015/11/28(土) 蛍巻
光源氏の玉鬘への恋の苦悩。
第20回 2015/12/ 5(土) 蛍巻
光源氏の物語論。
備考
【ご受講に際して】
◆朝顔巻までの大雑把な流れを概説書で一読しておいていただきたい。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『新編日本古典文学全集 源氏物語(3)』(小学館)(4,267円)(ISBN:978-4096580226)P.48 ・2~
◆朝顔巻までの大雑把な流れを概説書で一読しておいていただきたい。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『新編日本古典文学全集 源氏物語(3)』(小学館)(4,267円)(ISBN:978-4096580226)P.48 ・2~
講師陣
名前 | 大倉 比呂志 |
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肩書き | 昭和女子大学教授 |
プロフィール | 1947年岐阜県生れ。早稲田大学大学院修了。昭和女子大学教授。専門分野は中古・中世日記文学、平安後期・中世王朝物語文学。主な著書に『平安時代日記文学の特質と表現』(新典社、2003)、『物語文学集攷―― 平安後期から中世へ』(新典社、2013)、『中世日記紀行文学全評釈集成』第2巻(共著、勉誠出版、2004)などがある。 |