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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-01-01 / 日本史 / 学内講座コード:241111

明治の歴史 I

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月 8日(木)~ 2月26日(木)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
19,000円
定員
50
その他
ビジター価格 21,800円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
本講座は、明治の政治史を中心に学習します。幕末・明治維新は、政治・経済から教育・宗教、さらには思想・文化といった、全社会的規模にわたるトータルな変革でした。つねに歴史というものが「勝者」の歴史であるように、わたし達がこれまで学んできた幕末維新史も、「勝者」である薩長を中心として記述されてきたものです。そのために、忘却の彼方に置き去りにされ、記憶の痕跡にほとんど形を残していない事実も少なくありません。現在から見るとそうしたもののなかにも、これからわたし達が生きて行くうえで重要な教訓を引き出せるものがあるのではないでしょうか。今回は、明治の萌芽となった幕末維新史について、いわば「敗者」の側から見直すことによって、新たな歴史像を描き得る可能性を探ってみたいと思います。

【講義概要】
徳川慶喜は、最後の将軍として、260年余りにわたって続いた徳川幕府の幕引きを行なった人物です。将軍在職期間は1年に満たなかったのですが、幼少期から将来を嘱望され、のちに将軍後見職・禁裏守衛総督・征夷大将軍として幕末政治史の表舞台に立ち続けました。本講義は、慶喜の政治行動を中心に据えながら、幕末の政治状況について検討してゆきます。具体的には、御三卿の一つである一橋家を継承するところから、安政の大獄、八・一八政変、禁門の変、長州戦争などといった幕末の重要な政治的諸事件をとりあげつつ幕末史を再構成します。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 1/ 8(木) 一橋家の継承とふたりの父
第2回 2015/ 1/15(木) 将軍継嗣問題と安政の大獄
第3回 2015/ 1/22(木) 慶喜・慶永政権の成立と文久の改革
第4回 2015/ 1/29(木) 獅子奮迅の禁裏守衛総督
第5回 2015/ 2/ 5(木) 「徳信院宛慶喜書簡」に幕末社会を読む
第6回 2015/ 2/12(木) 征夷大将軍就任と「慶応の改革」
第7回 2015/ 2/19(木) 大政奉還から王政復古クーデターへ
第8回 2015/ 2/26(木) 徳川政権の生き残りと戊辰戦争

講師陣

名前 大庭 邦彦
肩書き 聖徳大学教授
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、聖徳大学文学部教授。幕末・維新期の政治史を「情報」をキーワードに研究を進めている。『父より慶喜殿へ 水戸斉昭一橋慶喜宛書簡集』(集英社)。『徳川慶喜と幕末・明治』(日本放送出版協会)ほか多数。
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