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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-01-01 / 日本史 / 学内講座コード:241104

『甲陽軍鑑』に学ぶ 武田信玄の戦略

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月 8日(木)~ 2月26日(木)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
19,000円
定員
30
その他
ビジター価格 21,800円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
『甲陽軍鑑』(以下、『軍鑑』)は、戦国大名武田氏の兵法書として著名なものである。この書はベストセラーとして、江戸時代に何度も刊行されていた。内容は、武田信玄の戦記や事跡を中心に兵法書としてまとめたものである。明治期に「史書にあらず」と評価をされ、利用されなくなっていたが、戦後に史書としての価値の見直しが進められている。本講座では、この『軍鑑』を改めて全編にわたって精読し、記述内容の再検証を進めていく。

【講義概要】
『軍鑑』は、江戸時代の初期に成立した兵法書であり、20巻59品で構成されている。筆者は、武田家重臣の高坂虎綱の口述をもとに、関係者が増補してまとめている。信玄の政治と戦記を中心に日常生活の様子までを詳細に書きとめており、戦国社会を理解するためにも有益な書籍である。参謀として、山本勘助が多く登場するという特徴がある。講座では、毎回1品ずつを読み、内容を解説する(教材はその都度コピーしたものを配付します)。次に、関連する記録や文書によって記述内容との対比をおこない、『軍鑑』の史料批判をおこなう。そして、この部分についてのまとめ、時代背景の解説へと進めてゆく。今学期は、秋学期の続きとして『軍鑑』の品26の後半から品32までを講読してゆく予定である。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 1/ 8(木) 品26;山本勘助駿河へ行く事
第2回 2015/ 1/15(木) 品27;真田弾正武略之事
第3回 2015/ 1/22(木) 品28;村上義清、長尾景虎を頼む事
第4回 2015/ 1/29(木) 品29;晴信、景虎対陣
第5回 2015/ 2/ 5(木) 品30;金丸筑前ら信州諏訪へ被遣事
第6回 2015/ 2/12(木) 品31;栗原・小山田死去事
第7回 2015/ 2/19(木) 品32の(上);謙信と和睦不調、又対陣の事
第8回 2015/ 2/26(木) 品32の(下);信州先方御成敗

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『信玄の戦略―組織、合戦、領国経営』(中公新書)

講師陣

名前 柴辻 俊六
肩書き 戦国史研究家、元日本大学大学院講師
プロフィール 早稲田大学大学院(日本史学科)博士課程修了。文学博士。元日本大学大学院講師。日本中世史・古文書学専攻。著書に『武田勝頼』、『甲斐武田一族』(以上、新人物往来社)、『信玄の戦略』(中公新書)、『信玄と謙信』(高志書院)ほか。NHK大河ドラマ「風林火山」の時代考証などを担当。
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