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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-01-02 / 世界史 / 学内講座コード:140304

ヨーロッパを考える ヨーロッパにおける「市民社会」の形成と「フランス革命」

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月 9日(金)~ 2月27日(金)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
18,500円
定員
30
その他
ビジター価格 21,200円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
「ヨーロッパを考える」うえでの重要なヒントとして、「ヨーロッパ社会」における市民社会の形成と、近代における市民革命との関連を考察します。現代のEU(ヨーロッパ連合)によって形成されつつある「市民社会」という理念が、古代ギリシア・ローマ時代から中世・ルネサンス期を経ていかに変化し、現代に受け継がれているかを、広くヨーロッパ文明論・文化論として、通観していきます。後半は、「ヨーロッパ市民革命論」として、とくに「フランス革命」に焦点をあてて、その内容、意義を論じます。

【講義概要】
「ヨーロッパを考える」。現代ヨーロッパにおけるEU(ヨーロッパ連合)の形成は、「ヨーロッパ市民」という理念への模索でもあったが、現在、加盟国のギリシア・スペインなどの財政破綻によって、大きな危機に直面します。本講義では、このような「市民」「市民社会」という概念が、ヨーロッパの歴史においていかに誕生し、変化し、ヨーロッパの近・現代社会の基軸となっていったかを具体的に検討します。ギリシアのポリス社会、ローマ・ラテン文化における「市民社会」、ルネサンス期イタリアにおけるあたらしい「レス・プブリカ」(市民社会)論を経て、近世・近代の「市民社会」「共和政」にいたる経緯を追っていきます。とくに後半では、いわゆる「市民革命」がヨーロッパ社会に与えた影響を、「フランス革命」に焦点をあてて検討し、近年の革命論議を紹介しつつ、今後のヨーロッパ・ポストモダン社会への展望を論じます。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 1/ 9(金) ヨーロッパ「市民社会」とは何か
EU(ヨーロッパ連合)の成立、ヨーロッパ市民の誕生
第2回 2015/ 1/16(金) ヨーロッパ古代「市民社会論」
ギリシア文化、プラトン、アリストテレス、ローマ文化
第3回 2015/ 1/23(金) 中世・ルネサンス「市民社会論」
ルネサンス、市民的人文主義、主権論
第4回 2015/ 1/30(金) フランス「市民社会論」
フランス国制論、モンテスキューからルソーへ
第5回 2015/ 2/ 6(金) 近代「市民革命論」
イギリス近代革命、明治維新と近代社会、フランス革命の意義
第6回 2015/ 2/13(金) 近代フランス革命論1
フランス革命とは何か、フランス革命の展開、フランス革命論の変化
第7回 2015/ 2/20(金) 近代フランス革命論2
現代のフランス革命論
第8回 2015/ 2/27(金) ポスト・モダン社会の模索
新しいヨーロッパ市民社会の構築

備考

【ご受講に際して】
◆2013年冬学期同名講座と同内容となります。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『EU・欧州統合研究』(成文堂)(3,150円)(ISBN:978-4-7923-3262-4)
『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』(成文堂)(6,300円)(ISBN:978-4-7923-7096-1)

講師陣

名前 森原 隆
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 成年:1953年。出身:大阪府。出身校:京都大学大学院。専攻分野:西洋史学。主な著訳書等:『ヨーロッパ・エリート支配と政治文化』(成文堂、2010年)、「ヨーロッパとは何か-欧州統合の理念と歴史」(福田編『EU・欧州統合研究』成文堂、2009年)
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