講座詳細情報
申し込み締切日:2014-12-31 / 文学 / 学内講座コード:140107
朗読を楽しむ 小説の登場人物の心を探る
- 開催日
- 1月 7日(水)~ 3月 4日(水)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:30~15:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 28,000円
- 定員
- 20
- その他
- ビジター価格 32,200円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
今学期は、藤沢周平の時代小説、「うぐいす」と「枯野」を題材に取り上げます。ともに江戸の市井の人々が織りなす人間模様を巧みに描いており、流れるような文体で人々の細やかな心の機微が語られています。今回は、これを説明調でなく、「声」で描くことを試みます。
【講義概要】
「うぐいす」「枯野」の主人公は、ともに女性。一人は大工の若女房で話し好き。ある日おしゃべりに夢中になっていて、二歳の一人息子を事故で死なせてしまう。そのせいで夫婦の絆も途切れそうになっている。彼女が明るさを取り戻す道をどう読むか。もう一人は大店の内儀。嫁入ったときから夫は口やかましく女性関係もだらしない。その夫と死別し、今、長年の苦労に別れを告げて自由な自分を見い出したところ。一人称で書かれた文体を、情に溺れずクールにどう読むかを考えていきます。題材は平易な文章ですが、朗読の学習を重ねてきた方も、初めて朗読を試みる方も、いっしょに文章の解析をいたしましょう。
今学期は、藤沢周平の時代小説、「うぐいす」と「枯野」を題材に取り上げます。ともに江戸の市井の人々が織りなす人間模様を巧みに描いており、流れるような文体で人々の細やかな心の機微が語られています。今回は、これを説明調でなく、「声」で描くことを試みます。
【講義概要】
「うぐいす」「枯野」の主人公は、ともに女性。一人は大工の若女房で話し好き。ある日おしゃべりに夢中になっていて、二歳の一人息子を事故で死なせてしまう。そのせいで夫婦の絆も途切れそうになっている。彼女が明るさを取り戻す道をどう読むか。もう一人は大店の内儀。嫁入ったときから夫は口やかましく女性関係もだらしない。その夫と死別し、今、長年の苦労に別れを告げて自由な自分を見い出したところ。一人称で書かれた文体を、情に溺れずクールにどう読むかを考えていきます。題材は平易な文章ですが、朗読の学習を重ねてきた方も、初めて朗読を試みる方も、いっしょに文章の解析をいたしましょう。
備考
【ご受講に際して】
◆授業の進行のため十分な復習をお願いします。
◆授業の進行のため十分な復習をお願いします。
講師陣
名前 | 阿刀田 慶子 |
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肩書き | 朗読家 |
プロフィール | 1937年東京生まれ。学習院大学卒業。外国人のための日本語教育に従事。1990年日本点字図書館朗読奉仕員として活動を開始。加藤道子氏に師事し、夫を講師とする催しで短編小説を全国各地で朗読。以後、鴨下信一氏の演出による「朗読21の会」会員として毎年の公演に参加。日本橋高島屋、読売日本テレビ文化センター荻窪講師。 |