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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-07-08 / 文学 / 学内講座コード:320105

逆転するヒロインたち ― 文芸のなかの「少女/老女」

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月15日(火)~ 9月 9日(火)
講座回数
7回
時間
13:00~14:30
講座区分
通年 
入学金
8,000円
受講料
16,100円
定員
30
その他
ビジター価格 18,500円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
文学におけるエイジングと性を、変幻する「少女イメージ」「老女イメージ」からとらえなおします。

【講義概要】
多産多死の社会から少子高齢化社会に転換して久しく、それを問題視する言説が主流を占めていますが、日本文学日本文化は古くから「老い」に多様な意味を見出してきました。「老い」は必ずしも衰退のしるしではなく、時には幼いものたちの領域に通底する性格を持たされていたり、悲劇的なだけではなく笑いを伴いつつ描き出されてきたりしたのです。
「少女」イメージと「老女」イメージは、生命を産みだし再生産する女性イメージをとらえなおす興味深い契機となるでしょう。近現代文学を中心に、海外の児童文学やサブカルチャーにも言及します。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/15(火) 神話世界の〈少女/老女〉:アメノウズメ、赤猪子、小町伝説などを読む
第2回 2014/ 7/22(火) 吉屋信子「花物語」を読む:日本近代文学における〈少女〉像の転換点
第3回 2014/ 7/29(火) 尾崎翠「第七官界彷徨」(岩波文庫所収)を読む:〈少女〉と〈老女〉の生命と宇宙
第4回 2014/ 8/19(火) 久生十蘭「黄泉から」(岩波文庫所収)を読む:戦争の世紀の「少女」像
第5回 2014/ 8/26(火) 有吉佐和子「恍惚の人」と「三婆」を読む:男の老いと女の老い
第6回 2014/ 9/ 2(火) 日本文学における〈少女〉像と世界文学における〈少女〉像を比べて読む
第7回 2014/ 9/ 9(火) 図像、漫画、アニメのなかの〈少女/老女〉像:文学からジブリまで

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『久生十蘭短篇選』(岩波文庫)(860円)(ISBN:978-4003118412)

講師陣

名前 川崎 賢子
肩書き 日本映画大学教授
プロフィール 日本近代文学・文化・演劇。主たる単著に、『彼等の昭和』(白水社、1994年)『尾崎翠 砂丘の彼方へ』(岩波書店、2010年)、『宝塚百年を越えて 植田紳爾に聞く』(国書刊行会、2014年)、共編著に『占領期雑誌資料大系 文学篇』全5巻(岩波書店、2009-2010年)など。
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