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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-04-01 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:310502

英語と共に読む仏教思想入門

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 8日(火)~ 6月24日(火)
講座回数
全10回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
30
その他
ビジター価格 26,400円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
アジアの文化圏の思想文化には仏教用語が入り込んでいることが少なくありません。それらは大方の場合無意識のうちに受け入れられたものです。これらの仏教用語の多くは、その伝播の過程で本来の意味から離れた形で受容され、今日に至っています。本講義では、そうした用語の本来の意味を文献と共に解き明かしつつ、仏教的な思惟方法を学んでゆきたいと思います。
仏教は一般的には大変難解なものと見なされていますが、初期仏教の思想は比較的簡明であり、そこには、現代の人々のいわゆる常識的考え方で理解可能な部分が多く含まれています。本講義では、初期仏教の文献である『スッタニパータ』(中村元和訳『ブッダのことば』)や『法句経』などをテキストとして用いて、真理観や倫理観を考察する予定です。

【講義概要】
初期仏教の文献である『スッタニパータ』には、仏陀と諸学生との対話、仏陀と諸バラモンとの対話が多く記述されています。これらを読むことにより、バラモン教が思想文化の中心であった時代に仏教がどのようにして自らの道を宣説したのかを具体的に垣間見ることができます。また、バラモン教的な見解との対立を通して、現象的世界から彼岸への到達を目指した、仏教自身の教義の一端を読み取ることも可能です。『法句経』には、ものごとの捉え方、倫理、修行実践などが簡潔に述べられています。これらの文献の講読により、仏教の基本的な思考方法を抽出することができます。
仏教思想はアジアのみならず欧米などの思想文化にも影響を及ぼしており、多くの入門書や研究書が欧米の言語にて著作されています。これらの成果を用いることによって、東洋的思考のみならず欧米的発想法から仏教を見直す機会を得ることができるでしょう。そうした複数の視点から仏教を捉えることは、仏教思想の基本を体得することに役立つと思われます。講読テキストとしては、主に英訳を用いますが、内容の理解のために、和訳もできる限り併用します。
本講議では、初期仏教における基本的な思考方法を、四聖諦、三宝、信、智慧などを通して考察します。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/ 8(火) 仏教を理解するための導入
第2回 2014/ 4/15(火) 仏教の考え方
第3回 2014/ 4/22(火) 仏教用語の紹介
第4回 2014/ 5/13(火) 初期仏教の原典の紹介
第5回 2014/ 5/20(火) 『真理の言葉』(ダンマパダ) 第一章 ひと組ずつ
第6回 2014/ 5/27(火) 第三章 心
第7回 2014/ 6/ 3(火) 第十一章 老いること
第8回 2014/ 6/10(火) 第十二章 自己
第9回 2014/ 6/17(火) 『ブッダのことば』(スッタニパータ) 第三の一 出家
第10回 2014/ 6/24(火) まとめ

講師陣

名前 岩田 孝
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール
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