大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
音楽作品を理解するには、それがなぜ生まれ、どのような場所で演奏されたのかを把握することが重要である。そこでここでは、作品が生まれた時代の政治的、社会的、あるいは宗教的な背景を踏まえながらその問題を考える。

【講義概要】
中世以来のヨーロッパの音楽の流れを概観するこの講座では、昨年まで、18世紀後半を代表する作曲家モーツァルトの生涯をだとりながらその音楽を紹介してきた。本年度から、ヨーロッパの音楽全体にも大きな影響を与えてきたイタリアの音楽を、時代を追って概観してゆく。本年度はまず、中世の単旋律音楽の登場について触れ、そのあと14世紀から繁栄する多声音楽について、さらには15世紀から16世紀の初めの時期の各地域の音楽について概観する。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/ 9(水) 単旋律聖歌
第2回 2014/ 4/16(水) トロバドール
第3回 2014/ 4/23(水) 14世紀のポリフォニー
第4回 2014/ 5/ 7(水) フランチェスコ・ランディーニ
第5回 2014/ 5/14(水) ヨハンネス・チコニア
第6回 2014/ 5/21(水) モデナ写本とマッテオ・ダ・ペルージャ
第7回 2014/ 5/28(水) ギヨーム・デュファイの活動
第8回 2014/ 6/ 4(水) フィレンツェ・15世紀
第9回 2014/ 6/11(水) フィレンツェ・15世紀後半
第10回 2014/ 6/18(水) ヘンリクス・イザーク
第11回 2014/10/ 1(水) アラゴン家のナポリ(1)
第12回 2014/10/ 8(水) アラゴン家のナポリ(2)
第13回 2014/10/15(水) 教皇庁の聖歌隊
第14回 2014/10/22(水) ミラノのスフォルツァ家の音楽
第15回 2014/10/29(水) レオナルド・ダ・ヴィンチと音楽
第16回 2014/11/ 5(水) フェッラーラのエステ家の音楽
第17回 2014/11/12(水) フェッラーラ、エルコレ1世時代(1)
第18回 2014/11/19(水) フェッラーラ、エルコレ1世時代(2)
第19回 2014/11/26(水) マントヴァのイザベッラ・デステと音楽
第20回 2014/12/ 3(水) フロットラの登場

名前	今谷 和徳
肩書き	共立女子大学講師
プロフィール	－