講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-09 / 日本史 / 学内講座コード:810112
明治の歴史―立憲制成立史―
- 開催日
- 04/16(火) ~ 06/25(火)
- 講座回数
- 10
- 時間
- 15:00 ~ 16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,000円
- 定員
- 40
- その他
- ※入会金については、各種減免制度があります。詳しくはパンフレットをご覧ください。
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
明治の政治史を中心に学習する講座です。
近代日本の国制である明治憲法体制の成立にいたる歴史的過程を、近代立憲主義思想の思想的深化のありようと大日本帝国憲法発布にいたる実際の政治状況とを関連させつつ検討することを通じて、その歴史的意義について考えたいと思います。そこでは、西洋化という意味での近代化の方向性を基柢にすえながらも、日本の伝統に根付いたさまざまな取組みが展開されました。その苦闘の実態に迫ります。
対象時期は、幕末(1860年頃)をいわば前史として、明治憲法制定(1889年頃)までを対象とします。
加藤弘之をはじめ、宮島誠一郎・大久保利通・木戸孝允・中江兆民・植木枝盛・大隈重信・井上毅・伊藤博文といった政治家・官僚たちの意見書、著作や書翰などを史料にしながら、彼等の立憲思想を復元するとともに、明治初年には多様な可能性をもっていた日本の近代国家のモデルのなかから、現実の政治過程のなかで一つの国家モデルへと収斂していくプロセスを明らかにしていきます。
主な講義内容
●立憲主義思想の獲得
―加藤弘之『最新論』を中心に―
●「公議世論」の叢生
―幕末における立憲主義思想の展開―
●「五箇条の誓文」をめぐる国家構想
―「誓」と「約」の位相―
●「国家」をつくる
―宮島誠一郎「立国憲議」の思想―
●岩倉遣欧米使節団の経験
―大久保利通と木戸孝允の立憲制認識―
●立憲制樹立に向けての模索
―元老院「国憲」編纂のこころみ―
●私擬憲法の諸相
―「君民共治」論の横溢―
●明治十四年政変の歴史的意義()
―大隈重信「国会開設奏議」の衝撃―
●明治十四年政変の歴史的意義()
―井上毅の「天皇親裁」論―
●大日本帝国憲法のめざすもの
―憲法起草過程における伊藤と井上の相克を中心に―
近代日本の国制である明治憲法体制の成立にいたる歴史的過程を、近代立憲主義思想の思想的深化のありようと大日本帝国憲法発布にいたる実際の政治状況とを関連させつつ検討することを通じて、その歴史的意義について考えたいと思います。そこでは、西洋化という意味での近代化の方向性を基柢にすえながらも、日本の伝統に根付いたさまざまな取組みが展開されました。その苦闘の実態に迫ります。
対象時期は、幕末(1860年頃)をいわば前史として、明治憲法制定(1889年頃)までを対象とします。
加藤弘之をはじめ、宮島誠一郎・大久保利通・木戸孝允・中江兆民・植木枝盛・大隈重信・井上毅・伊藤博文といった政治家・官僚たちの意見書、著作や書翰などを史料にしながら、彼等の立憲思想を復元するとともに、明治初年には多様な可能性をもっていた日本の近代国家のモデルのなかから、現実の政治過程のなかで一つの国家モデルへと収斂していくプロセスを明らかにしていきます。
主な講義内容
●立憲主義思想の獲得
―加藤弘之『最新論』を中心に―
●「公議世論」の叢生
―幕末における立憲主義思想の展開―
●「五箇条の誓文」をめぐる国家構想
―「誓」と「約」の位相―
●「国家」をつくる
―宮島誠一郎「立国憲議」の思想―
●岩倉遣欧米使節団の経験
―大久保利通と木戸孝允の立憲制認識―
●立憲制樹立に向けての模索
―元老院「国憲」編纂のこころみ―
●私擬憲法の諸相
―「君民共治」論の横溢―
●明治十四年政変の歴史的意義()
―大隈重信「国会開設奏議」の衝撃―
●明治十四年政変の歴史的意義()
―井上毅の「天皇親裁」論―
●大日本帝国憲法のめざすもの
―憲法起草過程における伊藤と井上の相克を中心に―
備考
資料配付
講師陣
名前 | 大庭 邦彦 |
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肩書き | 聖徳大学教授 |
プロフィール | - |